北方四島の問題は安倍政権下で解決?

北方四島

 

最近、マスコミでよく目にする北方四島の領土問題
どうやら、今年の12月15日に山口県長門市で開催される、プーチン・ロシア大統領と安倍さんとの日露首脳会談で、長年膠着状態が続いていた、この北方四島返還の話が、経済協力拡大とバーターで進展する可能性もあるようですね。

■ そもそも「北方領土」とはどの地域?

 自分のように北海道釧路生まれで、街なかで「北方四島を返せ!」という政治スローガンをよく見てきた人間は極稀で、日本人の大半、とくに西日本の方々は「北方四島問題」と言われてもなかなかピンとこないと思います。

日本政府が言っている「北方領土」とは・・・、
下記の図にある、北海道の北東に位置する、歯舞群島(はばまいぐんとう)、色丹島(しこたんとう)、国後島(くなしりとう)及び択捉島(えとろふ)の四島のことです。

北方四島地図2

北方四島の総面積は約5,036k㎡で、千葉県や愛知県、福岡県とほぼ同じ面積です。
また、気候の方は、まわりを海に囲まれているため、寒暖の差が比較的緩やかで、2月の平均気温はマイナス 6℃前後、最も暑い8月でも平均気温は 15℃前後で、北海道の内陸部よりも「夏は涼しく、冬は温かい」と、政府は報じているが・・・、
天気図や気象情報、災害の報道や日本の元住民の話では、「北方領土は寒冷、強風の地。そんな甘い地」では無さそうです。

■ 本当に北方四島は本当に「日本固有の領土」?

この問題、日本の政府資料を調べていてビックリ!
日本が、北方四島を含む北方の島々を自国の領土と捉えていたのは、なんと今から約400年近く前のようです。 
その根拠は、1644年に江戸幕府が諸藩に「国絵図」(いわゆる領土地図)の提出を命じた際、その幕府が北海道を支配するために置いた松前藩が、提出した自藩領地の地図には・・・、
すでに「くなしり」、「えとほろ」など39の島々が書かれていたそうです。

また、日本政府資料によると・・・、
千島列島をロシア人が初めて探検したのが1711年で、1721年のロシアの探検隊が作成した地図には、北方の島々が「オストロワ・アポンスキヤ」(日本の島々)と明記されているそうです。

このような歴史的事実と当時の実情を踏まえて、1855年(参考:ソ連の建国は1922年)には帝政ロシアと江戸幕府との平和的な話し合いの結果、初めての日露間に国境が決められたそうです(いわゆる日魯通好条約)。

日魯通好条約(1855年)  ※外務省HPより引用
 日本は、ロシアに先んじて北方領土を発見・調査し、遅くとも19世紀初めには四島の実効的支配を確立しました。19世紀前半には、ロシア側も自国領土の南限をウルップ島(択捉島のすぐ北にある島)と認識していました。日露両国は、1855年、日魯通好条約において、当時自然に成立していた択捉島とウルップ島の間の両国国境をそのまま確認しました。

北方四島地図1

その後、日本からはたくさんの人が移り住み定住していましたが、1945 年のソ連軍の侵攻前には、実にこの北方四島には 3,124 世帯、17,291 人の日本人が住んでいたそうです。
   歯舞群島5,281人、色丹島1,038人、国後島(7,364人、択捉島3,608人
しかし、ソ連は「1946 年にはこの四島を一方的に自国領に編入」し、当時この四島に住むすべての日本人を強制退去させたそうです。
ご存知の通り、現在この四島には、日本人は一人も住んでいません。

うーん、この事実を見る限り自分には、やはり日本政府が主張するように、
北方四島は本当に「日本固有の領土」のような気がします。

■ でも日本政府の言い分は、世界に通用するの?

その後、樺太千島交換条約(1875年)で日本は千島列島をロシアから譲り受けるかわりに、樺太全島を放棄したそうです。
しかし、その後の明治政府の「富国強兵」政策の中、日本が勝った日露戦争。戦後処理のポーツマス条約では、日本はロシアから樺太の北緯50度以南の部分を譲り受けた(?力で領土を奪い取った)そうです。

北方四島地図3

しかし、太平洋戦争終了時に無条件降伏をした日本は、樺太や北方四島を含む千島列島をソ連(現ロシア)に占拠され、そしてそのまま70年後の現在に至っているようです。

そして、日本が国際社会に復帰したサンフランシスコ平和条約(1951年9月)以降は、
「1855年の日魯通好条約当時の領土が日本固有の領土、つまり北方四島は日本のもの。」
と主張し、戦後一貫して不法占拠を続けているロシアに対して、返還を要求しているわけです。

自らの都合で他国への侵略戦争を始め、周りの国の多くの国民を殺害した日本が、
狩猟民族である欧米が覇権を握っている今の国際社会で、こんな甘い主張をしてもナンセンスでは?

■ 戦後70年という時の流れの影響

現在の北方領土四島には、戦後70年という時の流れの中で、ロシア人住民は約1万7000人。きっと、その多くはこの北方四島で生まれ育った「地元民」でしょう。一方、日本人住民は70年間、ゼロです。

仮に返還合意が出来たとしても、このロシア人住民を一方的に強制帰国の方向に持っていくような対応は、非現実的!
まあ、現実策は・・・、
現住民全員に、「日本での永住権を無条件で与え、変わらぬ生活を保証する。ただその代償として、日本の法律に準拠してもらう」ということでしょうね。

 

安倍さんも、3年間も国民を騙し続けた、「3本の矢政策」の化けの皮が剥がれだしたからといって、
単なる「得点稼ぎ」として外交政策は、日本国全体の恥なのでやめて欲しいと思います。

「お土産のゴルフセットを担いで、大統領当選直後のトランプ氏の自宅訪問営業!」
おいおい、これって広告代理店の幹部がよくやる古典的な営業手段では?

さらには・・・、
「さしたる用もないのに、わざわざ南米ペルーまで来て、「プーチン詣で!」
これも、マスコミが非合法な手段としてよく使う、「夜討ち朝駆け」そのものじゃん。

さすがのプーチンさんもこれには、「本当にこんなポリシーのない政治家とは・・・」
と思ったことでしょうね。


北方四島出典) http://www.asahi.com/articles/photo/AS20161120000527.html

  ▶▶▶ ロシア人の日本と北方四島に対する意識


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