“湯の花”って、何?

湯の花健康・病気

今回は、“湯の花(湯の華、湯華とも言う)”についてです。

その定義は・・・

湯の花とは、温泉水の成分の一部が結晶となって固形化したもの

だそうです。

通常、高温で湧き出た“源泉”は、空気に触れ冷えたり、酸素と化学反応を起こしたりすることで、お湯に溶けていられなくなった成分が固形化され、岩や湯船などにくっついたり、底に沈殿したりするそうです。これが湯の花で、元々温泉成分のかたまりであるため、本格的な温泉気分を味わえる家庭用入浴剤として温泉地でのお土産として昔から人気があります。

この「湯の花」、それぞれの温泉の成分により、

硫黄が固まったものは、黄色い「硫黄華

炭酸カルシウムを主成分とするのは「石灰華

二酸化珪素などが固まったものは「珪華


といったように呼ばれ、その色、形などが様々あるそうです。

この湯の花は、「源泉かけ流し」の湯口にできやすいため、その湯船が本当に「源泉かけ流し」かどうか、を判断する一つの材料にもなるそうです。

また、お土産の「湯の花」を家庭で入浴剤として用いる場合・・・、

単体の硫黄や金属の硫化物を含むものは腐食性が高く、追炊き機能の浴槽の風呂釜を傷めるので、よく、その成分を確かめる必要があるそうです。

東京の温泉でも、時々、湯口でこの「湯の花」を発見します。
すると、「本当に、いい湯なんだなぁ」と感じます。

皆さんも、今度天然温泉の銭湯やスーパー銭湯に行ったら、
「湯口」を注意してみてください。

きっと、「湯の花」があると思いますよ。

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