スクランブル発進、中国の脅威アップで激増中

 

先日のNHKのニュースによると、日本領空に接近した外国軍機などに対する自衛隊機のスクランブル(緊急発進)は、昨年4月~12月までの9ヶ月間ですでに883回に上り、昨年度1年間の合計をすでに超えたそうです。前年の同じ時期に比べると、実に56%増だそうです。

このペースでいくと、旧ソビエト機の活動が活発だった「米ソ冷戦時代」に記録した過去最多の944回(昭和59年度)も上回る可能性も高いそうです。

そこで、今回はこのスクランブル(緊急発進)の内容を詳しく見てみました。

 

近年は中国機への対応で激増中

防衛省の資料によると、5年ほど前までは「北方領土問題」の関係で、ロシア機に対応したスクランブル(緊急発進)が中心でした。

しかし、近年では中国機への対応が急増し、最も多くなっています。
理由は・・・、そうあの尖閣問題が大きく影響しているようです。
防衛省によると、最近では毎日ほぼ3回、尖閣列島付近へスクランブル(緊急発進)しているそうです。

スクランブル

 

この9か月間は73%が中国機対応スクランブル

昨年4月~12月の9ヶ月間のスクランブル(緊急発進)883回の国別内訳は・・・、
  中国 73%   ロシア 23%   台湾 1%

となっています。なお、戦闘機を含む複数の中国軍軍用機が、沖縄本島と宮古島の間の上空を通過したのも度々確認されているそうです。

ちなみに、他国機が領空を侵犯してから領土上空に到達するまで、旅客機でも1分強、超音速の軍用機であれば数十秒しかかからないそうです。

 

下の地図は、過去にスクランブル(緊急発進)際の、中国機とロシア機の飛行ルートを示しています。日本国内を囲った黒い線が、領空(陸地から12海里=約22km)の範囲です。

よーく見てみると、両機とも日本の本土から、わずか数分のところまで接近しているのがわかるかと思います。
ロシア機にいたっては、安倍首相が一生懸命「日本固有の領土」と主張している「北方領土4島」は、完全に領空侵犯されていますね。 (^-^;

領空

 

 平成29年度予算案での防衛費は約5兆1,251億円で史上最高額!

前述のように「中国の脅威」が年々高まっていることをうけ、平成29年度予算案での防衛関係費は、5年連続増で史上最高額の約5兆1,251億円(対前年度+1.4%)。

と言われても、ピンと来ないと思いますが、米国の国防費は何と約60兆円です。
GDP(国内総生産)比で見てみると・・・、日本は1.0%、一方の米国は3倍以上の3.4%です。他の先進国と比較しても、日本は半分程度しかありません! 

また、平成 28 年度の国家予算に占める割合も・・・わずか2%程度なのです。

トランプ大統領が、がなり立てるのも無理ないかも・・・。 (^-^;

それにしても日本の財政は重症ですね。
給料の4割近くが、信金返済で飛ぶんだから。

予算

 データの出典) 防衛省HP

  ▶▶▶ 米国防戦略が「対テロ」から「中露と競争」に転換
  ▶▶▶ 領海・接続水域・排他的経済水域(EEZ)の違いは?
  ▶▶▶ 膨れ上がった中国共産党員の数
  ▶▶▶ 中国の知られざるアキレス腱、砂漠化問題!


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