トランプ大統領とレーガン元大統領の政策は似てる?

 

トランプアメリカ大統領が、政策的に評価しているのが、同じ共和党のレーガン元大統領だそうです
自分のような50過ぎのオヤジなら、「ハリウッド出のアメリカ大統領」と、そこまではすぐに思い出せるのですが・・・、「どんなことをやったか?」となると・・・、正直ほとんど忘れていました。
そこで、今回はそのレーガン元大統領が、「どんなことをしたのか」を調べてみました。

 

レーガン元大統領ってどんな人?

レーガン元大統領は、ハリウッド俳優&TV番組MC出身の共和党員で、カルフォルニア州知事を14年務めた後、1981年に第40代アメリカ大統領になった。1985年には再選を果たし1989年まで8年間就任。アイゼンハワー以来久々に、2期8年の任期を満了した大統領。

そんなレーガン元大統領、顔も口調も非常に温厚なんですが・・・、
実は、かなり強烈なタカ派(力で問題を解決しようとする立場の人)。

レーガン元大統領の大統領の就任演説でもいきなり・・・、
「現在の危機において、政府は問題の解決ではない。政府が問題だ」とワシントン(=日本なら議会&中央行政)批判をしています。

毎日、官僚の書いた国会答弁メモを丸読みしている、安倍さんのレベルではないですね。

 

「強いアメリカ」への回帰を掲げ、タカ派的な外交政策を展開

前任のカーター外交を軟弱と批判し、70年代の融和的な対ソ連政策を一転、ソ連を堂々と「悪の帝国」と呼びSDI構想(宇宙空間でミサイルを撃墜する)を推進など、対ソ連強硬路線をとりました。さらに、「レーガン・ドクトリン」を標榜し、英独日などの西側諸国と連携しながら、世界中の反共主義運動を支援した。

実際に、1983年にはキューバの軍事的影響力を危惧して、カリブ海の小国グレナダに侵攻、わずか数日で政権を転覆させます。
さらにレーガン元大統領は、この力の「グレナダ侵攻」後も、カリブ海の親米勢力(コントラ)への武器支援を支援し続けました。

レーガン3

また、1986年にはリビアを「テロ支援国家」として、空爆という武力で制裁を加えます。

しかし、85年にソ連にゴルバチョフが出現し、ペレストロイカが始まると姿勢を変えて対話路線に転換。87年には、中距離核戦力(INF)全廃条約に調印しています。

レーガン

このようなレーガン元大統領による、非常に強気の外交と実際の武力による問題解決という政策が、後々のソ連解体、ベルリンの壁崩壊、そして冷戦の平和的な終結に大きく貢献したと言われています。

 

「小さな政府」によるアメリカ経済の回復政策

アメリカ経済の回復を政策目標に掲げていたレーガン元大統領は、「レーガノミックス」と呼ばれる大幅減税と積極的財政政策を実施し、一方で社会福祉関係の予算を大幅に削減しました。

しかし、「強いアメリカ」回帰のために国防費は削減されず、結局財政赤字は解消されませんでした。
それどころか、アメリカの高金利を背景にした「ドルの独歩高」の影響で、輸出も伸びず貿易収支も赤字に転じ、財政赤字と貿易赤字のいわゆる「双子の赤字」にアメリカは苦しむようになってしまったのです。

下のグラフは「アメリカの貿易赤字額の推移」ですが、確かにレーガン政権の1980年代に急増しています。しかし、最近の赤字額に比べたら可愛いものですねぇ。

レーガン4

結局、1985年にドル高是正のために米国の呼びかけで、先進国5カ国(G5)蔵相会議が開催された会議で合意された「プラザ合意」によって、ドル安に是正されて救済された。

このプラザ合意の具体的内容は・・・、

「基軸通貨であるドルに対して、参加各国の通貨を一律10〜12%幅で切り上げ、そのための方法として参加各国は外国為替市場で協調介入をおこなう」

というもの。このプラザ合意の実際の狙いは、「ドル安によって米国の輸出競争力を高め、貿易赤字を減らすこと」にあったと言われています。

 

こう見てくると、レーガン元大統領の就任していた冷戦末期と現在の世界情勢は大きくことなりますが、あえて「エイ、ヤー」で言ってしまうと・・・、

『レーガン政策』-『世界の警察』+『保護貿易』=『トランプ政策』

なのですかねぇ。

まあ、軍人としても大尉までいったレーガン、一方これまで企業家一本できたトランプ氏。
レーガンさんのような過激な軍事行動は取らないことを願います。

▶▶▶ アメリカ大統領を途中解任ってで
    きるの?
▶▶▶ 驚きの日本の人口ピラミッド推移

▶▶▶ 人口ピラミッドから見た世界と日本の
    将来
▶▶▶ 戦後日本の実質経済成長率の推移
▶▶▶ 平成30年間の主な出来事と日本の
    変化?
▶▶▶ 所得の二極化が進み中間層が崩壊
▶▶▶ 日本に住んでいる外国人の数は?
▶▶▶ 食料自給率、日本はどの程度?

Ad

意外な事実

  1. 外国人の和食・日本料理イメージ

    外国人の和食・日本料理イメージは?

    私たち日本人が毎日食べている和食。外国人からも「ヘルシー」と非常に人気ですね。
  2. 高校野球

    春の選抜高校野球2018出場校の選手たちの出身チーム~西日本編

    今回は今年の春に行われた「第90回選抜高校野球2018」の出場校の登録選手たちの出身チームを調...
  3. 米国連邦議会

    トランプ政権の運命の分かれ道である米国中間選挙

    最近、TV等で目にすることが多くなった「米国中間選挙」という言葉。
  4. 中国砂漠化

    日本の国土と同じ広さが約11年で砂漠化している中国

    中国の砂漠は、すでに国土全体の約2割を占めるようになっています。
  5. EU離脱候補国はフランス、ギリシャ?

    EU離脱を選択した英国民投票から約1年後、ようやく正式な英国のEU離脱交渉が先週から...
  6. 行楽弁当

    行楽弁当はどんなものがお好き?

    9月に入り、朝晩はめっきり涼しくなりましたね。そろそろ行楽の秋も本番ですね。
  7. 高さ1kmの超々高層ビル「ジッダ・タワー」

    今春のサウジアラビア国王の来日で、1千人を超える王族や企業幹部らの同行に度肝を抜かれた自分でしたが、...

Ad

人気の記事

  1. トランプ政権と東アジア問題
  2. 中国北京の砂漠化
  3. 白人比率の低下
  4. 青森山田

ピックアップ記事

  1. 今回は、東急が2016年8月に実施した「デジタル機器の利用に関するアンケート」の結果...
  2. 自分は、北海道釧路生まれ、育ちは神奈川県の湘南地方。
  3. 湯の花
    今回は、“湯の花(湯の華、湯華とも言う)”についてです。
  4. 岩盤浴
    最近のスーパー銭湯には、必ずと言ってもいいほど、“岩盤浴”施設があります。
  5. みなさんは、イタリアには旧ソ連で起きたチェルノブイリ事故の翌年の1987年から現在ま...