トランプ大統領の参謀スティーブン・バノンは危険人物?

スティーブン・バノン

 

最近、トランプ政権関係のニュースで記事で、ちょくちょく目や耳にするスティーブン・バノンという名前。

米メディアのニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルによれば、彼は「トランプ氏の参謀」と呼ばれており、今後のトランプ政権の政策に大きく影響を与える人物のようです。

すこで、今回は、このスティーブン・バノン氏について、海外メディアの記事をもとに調べてみました。

 

バノン氏の現在の政権内での肩書は?

現在のバノン氏のトランプ政権内でのポジションは、大統領の側近として様々な戦略や政策に関するアドバイスをする首席戦略官上級顧問です。

同時に、安全保障の最高意思決定機関である 米国家安全保障会議(NSC) で 閣僚級委員会の常任メンバーも兼ねています。 

どうやら、トランプ大統領は、アメリカ国防の意思決定の中核に、自分の側近であるバノン氏を据えたわけです。

追記:
米ホワイトハウスは18日、トランプ米大統領の最側近であるバノン首席戦略官・上級顧問が同日付で退任すると発表した。大統領による事実上の解任となる。バノン氏は排外的な政策を主張し、トランプ氏を当選に導いた立役者だったが、トランプ氏の家族や別の側近との意見対立で解任を求める声が強まっていた。(日経2018年3月15日)

バノン3

ちなみに、現在までにほぼ決定している(上院の承認がない人も存在)主なトランプ政権メンバーは下記の通りです。

経済界出身者とガチガチの元軍人で固めてきたなぁ、という感じです。

<首席補佐官>
ラインス・プリーバス(44)
 共和党全国委員会(RNC)委員長を5年間務めたあと、大統領首席補佐官に指名。

<国務長官>
レックス・ティラーソン
 エクソンモービルの最高経営責任者(CEO)。プーチン大統領など、世界の数々のリーダーとの関係が深い。

追記:トランプ米大統領は13日、レックス・ティラーソン国務長官(65)を解任し、後任にマイク・ポンペオ中央情報局(CIA)長官(54)をあてると発表した。(日経2018年3月15日)

<国防長官>
ジェームズ・マティス(66)
 元海兵隊大将で、中央軍司令官やNATO連合軍最高司令官などを歴任。米国の法律では国防長官は原則文民でなくてはならないため、彼が就任するには法律改正が必要。また、彼は日本メディアの誤訳で一躍有名に。(彼の異名を「狂犬」と誤訳報道)

<財務長官>
スティーブン・ムニューチン(53)
 ゴールドマン・サックスの元幹部。トランプ氏の選挙戦で陣営の財務責任者を務めたあと、同氏の顧問団の1人となった。

<商務長官>
ウィルバー・ロス(79)
 トランプ氏の経済顧問トップ。プライベートエクイティのWLロスの会長兼チーフストラテジストで、企業再生で幅広い経験を持つ。

<国家経済会議(NEC)委員長>
ゲーリー・コーン
 ゴールドマン・サックス・グループ社長。財務長官に指名されたスティーブン・ムニューチン氏とともに、新政権で経済政策の鍵を握る。

<国土安全保障長官>
ジョン・ケリー
 中南米を担当する米南方軍の司令官を務めた経験を持つ。

<大統領法律顧問>
ドナルド・マクガーン
 元連邦選挙委員会(FEC)委員で、トランプ氏の選挙陣営で法律顧問を務めた。ワシントンに本拠を置くジョーンズ・デイ法律事務所のパートナーで、政治関連法を担当。

<中央情報局(CIA)長官>
マイク・ポンペオ(52)
 陸軍士官学校卒の共和党保守派の下院議員。2012年にリビア・ベンガジで発生した米領事館襲撃事件に関する調査特別委員会の委員も務めた。

<国家安全保障問題担当大統領補佐官>
マイケル・フリン(57)
 退役陸軍中将で、統合参謀本部情報部長やアフガニスタン駐留米軍司令官を務めたスタンリー・マクリスタル将軍の情報顧問など軍要職を歴任した。

 

バノン氏はトランプ氏の選挙戦略を指揮した人物

実は、このバロン氏、大統領選挙の終盤である2016年8月に選挙対策本部の最高責任者に就任し、その後の見事な逆転劇を指示した“策士”だったのです。まあ、劉備と諸葛孔明のようなものですねぇ。
バノン6

そんなバノン氏の経歴は・・・

  • 本名 Stephen Kevin “Steve” Bannon
  • 出生 1953年11月27日 アメリカバージニア州生まれ、62歳
  • 学歴 バージニア工科大学卒、 ジョージタウン大学院卒、ハーバード大学ビジネススクールMBA取得
  • 軍歴 元海軍将校
  • 職歴 ゴールドマン・サックス 、オンラインニュースサイト のブライトバート・ニュース・ネットワーク(会長職)

立派な履歴の持ち主なんですが・・・、

海外メディアでは、このバロン氏のことを、白人至上主義者反ユダヤ主義者、さらには女性差別主義者などと、さんざん危険人物視しています。

ただこれらの海外メディアの記事は、いわゆる「市民の声の代弁」で、真相はわかりません。

バノン氏はブライトバートを強硬派のポピュリズム的なニュースサイトに育て、白人至上主義者とオルタナ右翼(アメリカのネット右翼の総称)に人気の情報源にすることに成功した。

ブライトバート・ニュースには次のような見出しが踊っている。「自分の子供がフェミニストになるくらいなら癌になるほうがましだ」「女性は避妊をすると醜くなったり頭がおかしくなったりする」「テック業界は採用で女性を差別はしていない。単に女性の面接結果が最悪なだけだ」

トランプ米大統領が移民・難民の入国制限を決めた大統領令の作成に当たり、強硬路線を主張した人物。それは大統領の右腕として政権内で台頭するスティーブ・バノン首席戦略官・上級顧問だ。

当然、自分にはバノン氏の真の姿はわかりません。また、トランプ大統領のようにメディアに対して自分の考えを言う立場ではなく、いわゆるバノン氏は“黒子(影)”の存在です。

バノン5

彼の“知恵”のお陰で、大統領になれたトランプさん。
ビジネス界という住み慣れた世界から、政界というまったく新しい世界の中で、日々バタバタしているはずです。

そんな中、しばらくは信頼のおける参謀であるバノン氏の言いなりのような気もしますが。

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