東京オリンピックに向け、タトゥーの人も温泉入浴OKへ?

 

これまで、日本の大半の温泉やプールなどでは、昔からのマイナスイメージの強さから、「入れ墨・タトゥーお断り」としてきました。

しかし、多くの外国人観光客が来日が予想される「東京オリンピック」に向け、この日本特有の「ルール」が変わりそうな様子です。

ということで、今回は「入れ墨・タトゥー」と温泉について調べてみました。

 

欧米の若者のタトゥー率は、日本の10倍以上!

まず初めに、日本人で「タトゥーを入れている人」は、どのくらいいるのか調べてみました。
下のグラフは、日本のある調査会社が行った調査結果ですが、これを見ると日本人の約2%がタトゥーを入れている、ということになります。

日本に住み、日本で生活している自分としては、「まあ、こんなもんじゃないかなぁ」という感じがします。

(データ出典:http://www.huma-c.co.jp/topic/enquete_tattoo.html)

次は、米国のデータです。

<体のどこかにタトゥーを入れている人の割合>

    アメリカ国民全体 14%
       18歳-25歳 36%
       26歳-40歳 40%
(データ出典:http://tattooconnection.net/blog/statistics/)

えっ、こんなに多いの?」というのが正直な感想です。

確かに海外のスタースポーツ選手やミュージシャンでは、タトゥーを入れている人を多数見かけるので、
「まあ、日本よりは多いだろう。」とは思っていましたが・・・。

欧州についても、いろいろ調べてみましたが、残念ながら数字はわかりませんでした。
ただ、サッカーのサポーターの映像や「英国では、若者の3分の1がどこかしらにタトゥーを入れている」という報道から想像するに・・・、
日本を大幅に上回るタトゥー率であることは確かなようです。

このように欧米の若者に、広く受け入れられている「タトゥー」ですが・・・、
各国の様々な報道を見る限りでは、タトゥーのイメージは日本同様、
「周囲に恐怖や威圧感を与えるもの」で、一般社会や特に上流階級においてはマイナスイメージが強いようです。

 

現状は・・・、半数以上のホテル・旅館で☓

2015/10に観光庁が全国のホテル、旅館約3,800施設を対象にしたアンケート結果を見てみると・・・、

【 入れ墨がある方に対する入浴について】

  • お断りをしている施設が約56%
  • お断りしていない施設が約31%
  • シール等で隠す等の条件付きで許可している施設が約13%

と、やはり半数以上の施設が、「お断りしている」と回答しています。

しかしながら、先進的なホテル・旅館経営で有名な「星野リゾート」では、2015年10月より、同社の温泉旅館ブランド「界」の全施設で、タトゥーが8cm✕10cmのシール1枚(無料)でタトゥーをカバー出来る場合に限り入浴OKとしています。

外国人旅行客の宿泊も多い、首都圏近郊のホテル・旅館の中には、この星野リゾート方式に追随するところも出てきており、今後2020年の東京オリンピックに向け、ますます増えると予想されています。

観光庁も“対応改善”を指示

昨年3月より、観光庁は、外国人観光客の受け入れ促進の一環として、温泉などの入浴施設に入れ墨(タトゥー)のある人の入場規制を緩和するよう全国のホテル・旅館に促しているそうです。

入れ墨がある方の入浴については、外国人と日本人で入れ墨に対する考え方に文化的な違いがあり、すべての方を満足させる一律の基準を設けることは困難であると考えています。
しかしながら、外国人旅行者が急増する中、入れ墨がある外国人旅行者と入浴施設の相互の摩擦を避けられるよう促していく必要があります。
このため、観光庁においては、入れ墨がある外国人旅行者の入浴に関する留意点や対応事例をとりまとめ、個別の施設の対応改善を促すことにしました。 

まあ、「タトゥーの人も温泉入浴OK」が、どこまで広がるかわかりませんが、
個人的には、「また一つ、日本の良き文化」が崩れていくようで残念な気がします。

   ▶▶▶ 2020東京オリンピックの全体経費の内訳
   ▶▶▶ 2020年東京オリンピックの経済波及効果


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