中国人の日本人に対する国民感情の根っこには「戦争責任謝罪」

前回に引き続き今回も、米国のシンクタンク「ピュー・リサーチ・センター」が昨年実施した「日本人と中国人の国民意識に関する調査」の結果をご紹介していきます。

前半部分の調査結果を簡単にまとめますと・・・、

・日本人も中国人も、8割以上がお互いを「嫌い」と言っている。
・日本人も中国人も、お互いに相手を「傲慢で暴力的で正直でない」と考えている。

と、かなり強烈なものでした。

 ▶▶▶前半の調査結果の記事はこちら 

「戦争責任謝罪」に対する認識には大きなギャップ

今回の最初の質問は、「第二次世界対戦に対する日本の謝罪は十分なものか?」というものです。

下の帯グラフで、上の日本人の回答、下の中国人の回答になります。
またグラフ内の、橙の部分は「十分ではない」、 緑の部分は「十分である」、 灰色の部分は「謝罪は必要ない」という回答です。

この質問に対する日本人の回答と中国人の回答には、非常に大きな差があります。

日本人では、年々「十分である」と考える人が増えており、2016年には 「十分ではない 23%」、 「十分である 53%」、 「謝罪は必要ない 17%」となっています。
ただ日本人でも、1/4弱の人たちが「十分ではない」と考えているのは、興味深いことです。

一方、中国人の方はと言うと、 2006年から2016年の間ずっと8割の人が「十分ではない」と考えているのです。

この「戦争に対する日本の謝罪」 問題は、今もちょくちょくTVで取り上げられていますが、 自分はこの問題に関して詳しくないので、 日本人が正しいのか中国人が正しいのかよく分かりません。
今度機会があったら、自分も両政府の言い分について調べてみたいと思います。

中国人にとっても「領土紛争」は心配事

次の質問は「中国と近隣諸国との領土問題が、軍事的紛争にまで拡大するのではないかと心配していますか?」というものです。

下の円グラフで、上は日本人の回答、下は中国人の回答になります。
またグラフ内の色の濃い方から薄い方に向かって、「非常に心配」、「やや心配」、「あまり心配ではない」、「全く心配でない」、「わからない」という回答です。

この問題に関しては、 日本人も中国人も 半数以上の人は「心配」と答えています。

ただ、その「心配」 のレベルにはかなり差があり、「非常に心配」と答えている人が、日本人では35%もいますが、中国人では約半分の18%しかいません。

きっと、このような中国人特有の楽観主義が、国際社会でいろいろな摩擦を生んでいるのでしょう。

日本人と中国人、言葉が通じない上に、お互いの国民感情がこんな状況では、あと10年経とうが、50年経とうが、絶対に上手くやっていけないのではないでしょうか。

  ▶▶▶ 日本人は中国のことをどう思っているか?
  ▶▶▶ 中国人から見た日本人は、傲慢で、暴力的で、不正直
  ▶▶▶ 中国人を一番信用していないのは中国人


人気ブログランキング

関連記事

Ad

意外な事実

  1. トランプ大統領とレーガン元大統領の政策は似てる?

    トランプアメリカ大統領が、政策的に評価しているのが、同じ共和党のレーガン元大統領だそ...
  2. インドの人口は2070年には脅威の23.0億人!

    世界で一番人口の多い国といえば、ご存知の通り「中国」。
  3. チェルノブイリ事故で脱原発を決意したイタリア国民

    みなさんは、イタリアには旧ソ連で起きたチェルノブイリ事故の翌年の1987年から現在ま...
  4. 日本人の中国イメージは大きく変化

    先日総理府のHPを見ていたら、日本と中国の関係を見ていく上で面白いデータを発見したので、今回は...
  5. 情報源としての2強媒体はTVとNET

    日ごろの皆さんの情報源とは何でしょうか? ここ数年のスマホの普及とそれに伴う新聞や雑誌などの紙媒体の...
  6. 大津高校サッカー部選手の出身チームは?(2017年版)

    U18年代の男子サッカーの最高リーグであるプレミアムリーグWESTで活躍している大津高校サッカー部。
  7. 国会議員の給与2

    国会議員の給与・年収ってご存知?

    相変わらず国会では、加計学園だとか森友学園だとかって、まるでテレビのバラエティー番組...

Ad

人気の記事

  1. スティーブン・バノン
  2. 高齢ドライバー事故

ピックアップ記事

  1. 今回は、“湯の花(湯の華、湯華とも言う)”についてです。
  2. 今日、11月9日は、 119番の日だそうです。
  3. みなさんは「睡眠負債」という言葉をご存知でしょうか? 1日6時間程度眠り、自分で...
  4. 最近、TVのニュース解説番組を見ていると、解説者として様々な分野の専門家が出演していますが、彼らの肩...
  5. ずっと同じ字を見続けていたら、なぜか文字に見えなくなってきた……そんな経験はあ...