ネット広告費がTV広告費を抜くのは時間の問題

電通によれば、2016年の日本の総広告費は6兆2,880億円、前年比101.9%と、5年連続でプラス成長となったそうです。
自分が広告代理店を辞めたのは、今から17年前の2000年でその年の総広告費は6兆1,102億円です。そうなんです、広告業界は17年間でたったの3%しか伸びていない厳しい業界です。ただ、成長こそしていませんが、インターネットの急成長によりこの間に広告業界の中身は一変してしまいました。
そこで今回は、これらの近年の広告媒体の変遷についてみていきたいと思います。

■広告業界を激変させたインタ-ネット

下のグラフは2016年の媒体別広告費です。


マス4媒体と呼ばれるテレビ、新聞、雑誌、ラジオが45.5%(そのうちテレビが31.3%)、インターネット広告が20.8%、プロモーションが 33.7%となってます。
これをもう1つ下のグラフ(2000年の媒体別広告費)と見比べると大きく変化していることに気がつきます。
2000年から2016年の間に・・・ 、
インターネット広告が1%から 21%にまで急成長し、
逆に新聞・雑誌という紙媒体が半分以下にまで急減しています。
自分のまわりでも、よく新聞社や雑誌社の友人から「苦しい!苦しい!」と悲鳴をあげているのを聞きますが、この想像以上の変化に驚きました。

次のグラフは各媒体ごとの売上を時系列で見たものです。インターネット広告が順調に売上を伸ばしてきているのがわかると思います。このペースでインターネット広告が伸びていくと2020年には、テレビの広告費とインターネットの広告費が逆転してしまうのです。

長年広告業界にいた自分としては、考えさせられるものがあります。
自分が会社を辞めた時にはたった1%のシェアしかなかったインターネット広告が、 マスの世界で長年王者として君臨してきたあのテレビ広告を抜くのです。

改めて「時代の大きな流れ」というものには、誰もが逆らうことができないと感じました。
ちなみに、電通によれば全世界の広告費では来年2018年にはインターネット広告がテレビ広告を抜いてしまうそうです。
なんか、一つの時代が終わったような気がします。

  ▶▶▶  ここまで来てたか、国民の新聞離れ!
  ▶▶▶ 国会議員・官僚・マスコミ等に対する国民の信頼感は?
  ▶▶▶ 人口ピラミッドから見た世界と日本の将来
  ▶▶▶ 2020東京オリンピックの全体経費の内訳

人気ブログランキング

関連記事

Ad

意外な事実

  1. チーズの生産量日本一はなぜか神奈川県!?

    みなさんは、「チーズの生産量が多い都道府県」というと、どこを思い浮かべますか?きっと多くの人は、...
  2. スティーブン・バノン

    トランプ大統領の参謀スティーブン・バノンは危険人物?

    最近、トランプ政権関係のニュースで記事で、ちょくちょく目や耳にするスティーブン・バノ...
  3. 全国の道路ライブカメラリンク集

    みなさんは国土交通省が、日本各地に何千というライブカメラを設置しているをご存知ですか? しかもそ...
  4. 32チームが出揃った18年W杯ロシア大会

    来年2018年6月14日 - 7月15日に開催される18年W杯ロシア大会。
  5. 分断国家、韓国と北朝鮮はどのようにして生まれたのか?

    韓国と北朝鮮は、なぜ同じ民族で同じ韓国語を話すのに二つの国家に分かれているのだろうか...
  6. 日本代表U17メンバー表(2017年招集選手)

    【GK】高田 侑真 2000.01.10、181cm/70kg、東山高青木 心 20...
  7. 甲子園(高校野球)優勝校予想アンケート

    ネットを見ていたら「第99回全国高校野球選手権大会/優勝校予想アンケート」なるものを...

Ad

人気の記事

  1. 高齢ドライバー事故
  2. 2020東京オリンピック
  3. 2000年の日本の人口ピラミッド

ピックアップ記事

  1. 先週末から、娘がインフルエンザにかかり、1週間ほど家で寝込んでいました。
  2. ときどき、TVのバラエティ番組を見ていると、普通のお笑いタレントが「温泉ソムリエ」な...
  3. 「はたらけど、はたらけど猶わが生活楽にならざり、ぢっと手を見る」 これは石川啄木...
  4. ご存知の通り、2015年6月17日に選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる...
  5. 和食のジャンルの中に「懐石料理」と「会席料理」というものがありますが、同じ読み方をするこの2つ、どこ...