有給休暇取得に罪悪感をおぼえる日本人

有給休暇

早いものでもう7月、ヨーロッパではバカンスシーズンの到来ですね。

そこで今回は、エクスペディア・ジャパンが毎年実施している「有給休暇の国際比較調査(世界28ヶ国18歳以上の有職者男女計9,424名対象)」の回答結果の一部をご紹介していきます。

■有給休暇の取得率、日本は最下位!

国により有給休暇の支給数に差がありますが、「有給休暇取得率」は、ほとんどの国が80-100%と非常に高くなっています。では、日本はというと・・・、わずか50%で世界最下位です。

このような日本の有給休暇取得率の低さは、10年ほど前からほとんど変わっていないのが現状です。

各国の有給休暇取得率

有給休暇取得率推移

下のグラフは「休みが不足していると感じるか?」という質問に対する回答です。

有給休暇取得率

日本人は有給休暇取得率が世界一低いにも関わらず、「休み不足」と感じる人は34%で、またしても世界最下位。

ということは、日本人は「世界一休みを欲しがらない国民」ということですかねぇ。

ちなみに、休み不足と感じる人が7割近くで最も多かったスペインは、有給休暇が30日も付与されている上にその取得率は100%なのですが、現状の支給日数にも満足していないようです。

ラテン系は「怠け者が多い」とよく言われますが・・・、まあ、勤勉が美徳と子供の頃から教わってきた日本人とは、確実に「休み」に対する感覚・意識が明らかに違うようですね。

■日本人は「休み」を取ることに「罪悪感」

下のグラフは「休みを取ることに罪悪感があるか?」という質問に対する回答です。

有給休暇を取ることに罪悪感

「罪悪感がある」と考える日本人の割合は59%にものぼり、韓国に次いで世界で2番目。

また、日本人が休みを取らない理由は・・・、

1位 「人手不足」

2位 「同僚が休んでいない」

3位 「お金がない」

ということです。なんか、寂しくなるような結果ですね。

石川啄木の有名な俳句「働けど働けどなお我が暮らし楽にならざりじっと手を見る」が頭に浮かびませんか?

中間所得層が崩壊し、富裕層と貧民層にどんどん二極化が進んでいる日本社会の現実ですかね。

このような日本の実情を変えていくために、政府では「第4次男女共同参画基本計画」のなかで、「2020年までに、有給休暇の取得率を70%にする」という目標を掲げています。さらに、労働者が有給休暇を取得することを企業の義務とする法案も検討されています。

まあ、このアンケートの結果を見ると、日本国内で「有給休暇取得の義務化」など法改正の話が出てくるのは、むしろ当然かもしれませんね。

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