EU離脱候補国はフランス、ギリシャ?

 

EU離脱を選択した英国民投票から約1年後、ようやく正式な英国のEU離脱交渉が先週から始まりました。
そこで今回はピュー・リサーチ・センターが実施した「ECに関する国際調査」の結果をご紹介します。

*「ピュー・リサーチ・センター」は米国のワシントンにあるシンクタンクで、クリントン政権時に米国初の女性国務長官を務めたオルブライト氏と前国連大使のダンフォース氏により運営されている。

まず始めに、それぞれの国の国民に「EUは好ましいか?」と尋ねた結果が下のグラフです。

 

全体では、EUに対して「好ましい」(favorable)と考えている者の割合は、年々減ってきている。
国別に評価が高い(非常に好ましい+やや好ましい)順に並べると・・・、
ポーランド72%、ハンガリー61%、イタリア58%、スウェーデン54%、オランダ51%、ドイツ50%、スペイン47%、英国44%、フランス38%、ギリシャ27%
となり、国によって非常に評価に差があるのがわかる。

次に、「EUの権限は各国に戻すべきか?」と尋ねた結果が下のグラフです。

先の質問で、EU好感度の低かった英国、フランス、ギリシャのうち、英国とギリシャでは、EU権限委譲派が6割以上と多くなっているが、一方フランスは、むしろ、権限委譲派は4割以下と10ヵ国の中でも少ない方となっている。逆に、フランスではEU権限強化派が34%と最も多い国となっている。また英国に次いでEU好感度が低かったスペインでは、委譲派は10ヵ国の中で最も少なくなっており、権限強化派がかなり多い。
つまり、EU好感度が低い国は2つのグループに分かれているのだ。英国やギリシャは「EUが気に食わないからEUから離脱したい」と考える国民が多いのに対して、フランスやスペインは、「EUは気に食わないけれども、そうした状況から脱するために、もっとEUの権限を強化してまともに機能するようにすべきだ」と考えている国民が多い国だ。

最後に主要国の「EU評価の時系列推移」を見たものが下のグラフです。

2010年以降に本格化した欧州債務危機ですが、2004年以降の各国のEU評価の推移を見ると、欧州債務危機や難民・移民問題が深刻化するたびに評価の下ブレが起っているが、長期的な傾向としても全体にEU評価の低下傾向が見られる。

このように見てくると、やはりギリシャが英国に続くEU離脱候補の筆頭で、次いでフランス、スペインの用な感じですね。

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