先日、総務省の方から平成29年版「情報通信白書」が発表されました。
そこで今回は、その膨大なデータの中から「高齢者のインターネット利用状況」を中心に結果を見てみました。なお、情報源は平成29年版情報通信白書です。
日本国民の83.5%がインターネットを利用
下のグラフは日本におけるインターネットの利用者数と普及率の推移を表したものです。
これを見ると、2016年のインターネット利用者数は、2015年より38万人増加して1億84万人、人口普及率は83.5%(前年比0.5ポイント増)となっており、超高齢者や幼児の存在を考えればほぼ飽和状態にあると言えます。
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また、国連機関の国際電気通信連合(ITU)によると、現在世界の人口の約半分に当たる35億人がインターネットを利用しているそうで、大半の先進国では日本同様に概ね80%前後の普及率に達しているそうです。
これって凄くありません? 0歳の子供から100歳以上のお年寄りまで入れての普及率が80%以上なんですよ。ただ、悲しいことにほとんどの日本人は日本語しかできないので全世界のインターネット利用者の3%にも満たない「1億人の日本村」で利用しているんです。世界につながるのがインターネットの最大の特徴と魅力なのに・・・。
このままでは、英語が苦手な日本は世界から取り残されてしまうなぁ。
想像以上に高い高齢者のインターネット利用率
下のグラフは2016年の年齢階層別インターネット利用率です。
これを見ると、13歳~59歳までは各階層で9割を超えています。
自分が驚いたのは、70歳代で50%以上、80歳以上でも20%もインターネット利用者がいるということです。
自分が入浴のために利用しているデイサービスに来ているお年寄り達は、ネットなんか利用しているようにはとても見えませんが・・・。
結局、お年寄りの間でも情報リテラシーという面で2極化が進んでいるのでしょうか・・・。
70代で50%は凄い!