みなさんは、「人口10万人当たりの大学数が多い都道府県」というと、どこを思い浮かべますか?
自分は・・・、ダントツで東京都だと思ったのですが・・・、意外にも1位は京都府なのです。
さらに驚くことに、2位は北陸の石川県なのです。絶対1位と思っていた東京都はなんと3位なのです。
また、4位も岡山県、5位も山梨県という不思議な順位になっているのです。
では、京都府にはどんな大学があるのでしょうか?
まず頭に浮かぶのは、国立大学の京都大学や私立大学の同志社大学、立命館大学ですが・・・、その後が出てきません。調べてみると上記以外にも32もの大学があるのです。列記すると以下のとおりです。
京都教育大学、京都工芸繊維大学、京都府立大学、京都府立医科大学、京都市立芸術大学、福知山公立大学、京都職業能力開発短期大学校、大谷大学、京都医療科学大学、京都華頂大学、京都外国語大学、京都学園大学、京都看護大学、京都光華女子大学、京都産業大学、京都情報大学院大学、京都女子大学
、京都精華大学、京都造形芸術大学、京都橘大学、京都ノートルダム女子大学、京都美術工芸大学、京都文教大学、京都薬科大学、嵯峨美術大学、種智院大学、同志社女子大学、花園大学、佛教大学、明治国際医療大学、龍谷大学
なんか、芸術系や医療系の専門大学が多いですね。
次に2位の石川県です。自分は国立大学の金沢大学以外は思いつきませんでしたが、他にも以下のような大学があるそうです。
石川県立大学、石川県立看護大学、金沢医科大学、金沢学院大学、金沢工業大学、金沢星稜大学、金沢美術工芸大学、金城大学、公立小松大学、大学コンソーシアム石川、北陸学院大学、北陸先端科学技術大学院大学、北陸大学
このように、専門大学が多いのには訳があります。
それは、バブル崩壊後に文部省(現在の文科省)が「欧米先進国レベルまで4大卒者率を引き上げよう」という方針のもと、4年制大学の認可基準を引き下げ、同時に学生数減少で苦しむ短期大学や専門学校を4年制大学へと次々に鞍替えさせていったのです。
これからの日本は少子高齢化社会。ますます子供の数は減っていくことは確実で、増えすぎた大学の学校の経営は大丈夫なのでしょうか?
「自分が通った大学が倒産してなくなった・・・」だなんて誰でもいい気はしないですよねぇ。文部科学省の頭のいいお役人さんたちは、いったいどうするするつもりなんでしょうか?
ちょっと、意外な日本一でした。