還暦の意味がここ20-30年の国民不在の悪政で失われていく日本

還暦おやじの戯言

今年、自分は還暦(=60歳)を迎えます。同様に今年還暦を迎える人は全国で約150万人もいるそうです。

今の日本では多くの人は、60歳のお祝いである還暦を迎えても、日々の生活は全く変わらないのが現状だと思います。ただ「残りの人生をどのような生き方をするか」についていろいろ考えるいい機会だと思います。

そこで今回は、この還暦について今一度詳しく調べてみました。

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還暦祝いは中国で生まれ!

もともと還暦祝いは中国で発祥し、日本には奈良時代に伝わり、庶民に広まったのは室町時代から江戸時代にかけてと言われています。

この「還暦」という言葉の意味は、日本でも暦で有名な「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の十二支(じゅうにし)と、「甲・乙・丙・丁・戌・己・庚・辛・壬・癸」の十干(じっかん)を組み合わせたもので、その組み合わせは60種類にもおよび、人間が生まれてから60年経つと、この60種類の干支が一巡します。
そのため、「生まれたときと同じ暦に還る(赤ちゃんに還る)」という意味で60歳を『還る暦』→「還暦」と呼ぶようになったそうです。また、さらに干支がもう一巡する120歳は本卦還り(ほんけがえり)と言うそうです。ちなみに、現在100歳以上の人は全国で7万人もいるそうです。これからは医療の進歩ととともに、本卦還りを迎える人も増えていくのでしょうね。

参考までに、十干と十二支の組み合わせは以下のとおりです。60で一巡しているのがわかります。自分の誕生年の1960年は、37番の庚子(かのえね)だそうです。

十干と十二支の組み合わせ一覧

還暦祝いになぜ赤いちゃんちゃんこを贈るのでしょうか?

その理由は、昔から赤い色には「魔除け」の力があるとされていたため、赤ちゃんを病気や悪いものから守るために、魔除けの力があると考えられていた「赤い色」のちゃんちゃんこを着せていたそうです。
そのため、「生まれたときと同じ暦に還る(赤ちゃんに還る)」という意味を持つ還暦に、赤いちゃんちゃんこを贈るようになったと言われています。また、これまでの労をねぎらい、「これからも元気に長生きしてね」という願いが込められているそうです。

ppbear
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「猿回し」の猿も赤いちゃんちゃんこを着ているんだけど…

還暦祝いの赤いちゃんちゃんこ

還暦祝いの赤いちゃんちゃんこ

今年還暦を迎える現役で活躍している著名人

<政治家>
辻元清美 →奈良県出身で立憲民主党所属の衆議院議員

<芸能人>

真田広之 →1978年の映画『柳生一族の陰謀』でデビュー。以来、40年以上も一線で活躍する俳優。
浅野ゆう子 →1974年にTVドラマ「太陽にほえろ!」でデビュー。以来、40年以上も一線で活躍する女優。

<スポーツ選手>
※特になし

<経済人>
星野佳路 →星野リゾート 代表取締役社長
平井一夫 →ソニー 取締役 兼 会長

どうやら、初代「新人類」と呼ばれた1960年生まれには、悲しいかないわゆる大物と呼ばれる人物は極めて少ないようですね。ただ、海外ではあのサッカーのマラドーナが1960年生まれです。

参考までに、今でもテレビ界で大活躍しているタモリは1945年生まれで75歳、ビートたけしは1947年生まれで73歳、明石家さんまは1955年生まれで65歳です。
政治家では、安倍晋三が1954年生まれで66歳、ドナルドトランプは1946年生まれで74歳習近平が1953年生まれで67歳、ウラジーミル・プーチンが1952年生まれで68歳です。みんなかなり歳いってるんですね。

おやじ
おやじ

トランプさんは、いわゆる「頑固爺」だな!

海外では還暦祝いはあるの?

日本では、現在でも「還暦が人生の節目」として大きな意味を持っていますが、海外ではどうなんでしょうか?

<中国>
還暦発祥の地である中国では、60歳の還暦の時には今でも家族全員が集まり盛大にお祝いをします。日本以上に還暦は重要な出来事として認識されているようです。

<韓国>
韓国では還暦の時には家族全員で盛大なパーティを行い記念撮影をしたりする。家族全員で旅行に行くこともあるようです。

<タイ>
タイでは、12年ごとに年男と年女をお祝いする風習がありますが、還暦(=60歳)よりも72歳の誕生日のときは長寿祝いとして盛大なパーティーが催されるそうです。

<米国>
米国では、60歳の誕生日のことを「ダイヤモンド記念日」と呼んで、還暦を迎えられた方へダイヤモンドを贈り、盛大なパーティーを催すのが習わしとなっています。

<イギリス>
イギリスでは、50歳を迎えた年から10年ごとに盛大な長寿祝いパーティーを催すのが習わしとなっています。しかも、100歳を迎えた方には、女王から長寿を祝う祝福のメッセージが届くそうです。

<オランダ>
オランダでは、50歳の誕生日に長寿のお祝いをし、次は80歳を迎えた誕生日のときに長寿を祝う盛大なパーティーを催すのが古くからの風習となっています。オランダもイギリス同様、100歳を迎えた方には女王から記念のカードが届くそうです。

<スイス>
 特に長寿のお祝いをする習慣はないそうです。

どうやら、東洋では12年刻み西洋では10年刻みでお祝いをする習慣があるようですね。

このように「還暦」というものを見てきましたが、日本でもやはり長寿化の進展で「還暦」の持つ意味がどんどん希薄になっていくのでしょうね。
実際に20年ぐらい前までは満60歳で定年とする企業が一般的で、還暦を機に現役を引退する人も多く見られました。しかし、2000年以降満65歳定年の企業も増え、少子高齢化&労働力不足時代の今後の日本では定年を延長し70歳や75歳、あるいは定年制度を廃止する企業もますます増えていくのでしょうね。

生きるために、老骨に鞭打って働く」・・・これもみんな、国が場当たり的で無能な政策を20年近く続けてきた結果、年金や医療保険の破綻を避けるために自民党政権と官僚が仕組んだものなんでしょうね。欧米先進国では50歳代で社会から引退して優雅に老後を過ごすのが当たり前のこの時代に・・・。

おやじ
おやじ

国や企業はいったい、いつまで国民を食い物にするのでしょうかねぇ。

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