日本における新型コロナウイルス関連のこれまでの主な出来事は?

社会一般

2020年1月16日に、 日本国内初の新型コロナウイルス感染者(武漢帰りの30代男性)が神奈川県で確認されてから、早いものでもう半年が過ぎました。ただ、幸いにも2月中は国内の感染者数の増加は緩やかで、2月末時点での感染者数は全国で241名死亡者数は6名にとどまっていました。
しかし3月中旬以降急速に感染者数が増加し、その後国の緊急事態宣言が発令され、一気に国民の間に自粛ムードが広がり、新規感染者数は3月下旬をピークに4月5月と徐々に減少していました。しかし、6月に入ると東京都などの大都市圏を中心に新規感染者数は再び増加し始めました。その結果、7月25日現在までの累積感染者数は28,800死亡者数も994名となってしまいました。

日本国内における1日の新規感染者数の推移

日本国内における1日の新規感染者数推移  出典:米ジョンズ・ホプキンス大学

そこで、今回は各種報道をもとに、新型コロナ関連で日本国内で起こった主な出来事を今一度整理してみました。

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そもそもの「こと」の発端は?

新型コロナウイルスの人への感染は、中国の武漢市内ですでに昨年の後半には始まっていたそうです。しかし、武漢市や中国政府が隠蔽(?)したため公の発表は、年明けの2020年1月9日の世界保健機関(WHO)の声明発表でした。

1月9日
WTOが初めて中国武漢市で「コロナウイルスによる新型感染症の発生」を発表する

【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)は9日、中国・湖北省武漢市で多発している肺炎で、患者から原因と疑われる新型コロナウイルスが検出されたことをめぐり、現時点では中国への渡航や取引の制限は不要との見解を示した。
WHOは声明で、「中国当局によれば、同ウイルスは一部の患者に重篤な症状を引き起こすが、人同士では容易に感染しない」と説明。「中国には、感染拡大を抑えるしっかりとした公衆衛生の対応力が備わっている」と、中国当局への信頼感を示した。 (出典:時事ドットコム

武漢市内の様子

武漢市内の病院の様子

ただ、このWHOの発表以前の1月5日には、厚生労働省から「中華人民共和国湖北省武漢市における原因不明肺炎の発生について」という声明を発表し、「武漢市から帰国の中で、咳や発熱等の症状がある人一般の医療機関を受診するようにお願い」をしています。

さらに、厚生労働省は1月7日と1月10日にも新型コロナウイルス関連の声明を発表し、その中で「香港、シンガポール、台湾等で武漢市から渡航した者の発熱の報告があがっているが、既に他の原因(病原体)が明確になった事例が大半であり、これまでのところ、本疾患との因果関係が明らかになったものはない。」と語り、武漢市から帰国者への対応はそのままでした。

まあ、厚生労働省も情報が少なかったとは思いますが、まあ最初に書いた通り、1月16日には武漢帰りの男性が日本国内初の新型コロナウイルス感染者となっているのだから、この時点でもう少し厳しい水際対策ができなかったのでしょうか?

おやじ
おやじ

WHOも厚労省も対応は甘いし、遅いなぁ・・・。

1月28日
厚生労働省が新型コロナウイルス肺炎関連についての電話相談窓口を設置する

当初は武漢からの帰国者等を対象としていた「ゆるゆるの水際対策」の一環として設置したようだが・・・。

1月29日
武漢からの政府チャーター便による邦人帰国始まる

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、現地に滞在していた邦人206人を乗せた日本政府の最初の民間チャーター機が29日午前、武漢から羽田空港に到着した。・・・略・・・ 東京都によると、このうち体調不良を訴えた30~50代の男性3人と50代の女性2人の計5人について、感染症指定医療機関の荏原病院(東京・大田)と都立駒込病院(東京・文京)で受け入れた。 (出典:nikkei.com)

この時点で、欧米各国もチャーター機を飛ばして武漢滞在の各国民を救出をしていましたが、どこの国も帰国後2週間の隔離期間を設けていました。しかし、日本では体調不良者以外は公共交通機関で帰宅させていたのです。今考えると、とても信じられない政府の対応ですね。
ちなみに、1月末時点での感染者数は11名死亡者ゼロでした。

おやじ
おやじ

後日、厚労省はこの対応をマスコミから非難されると、日本の法律下では「隔離を強制することはできない」と言っていましたが・・・、他にも打つ手はあったのでは?

世界中が日本の対応に注目した「ダイヤモンド・プリンセス号」内感染

2月5日
横浜港に寄港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」内で新型コロナウイルス感染者
確認

2月3日に横浜港に到着しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」については、海上において検疫を実施中ですが、これまで新型コロナウイルスに関する検査結果が判明した31名のうち、10人については、新型コロナウイルス検査の陽性が確認されたため、神奈川県内の医療機関へ搬送されました。 (出典:厚労省HP)

ダイヤモンド・プリンセス号

出典:日経com

このクルーズ船には、乗客2666人、乗員1045人と4,000人近い人が乗っており、香港から横浜に向かう途中で急速に乗客・乗員の間で新型コロナウイルスの感染が広がり、結局寄港から約1か月後の3月1日全乗組員の下船するまでの間に、感染者数は723名、死亡者12名という悲惨な結果に終わりました。
なお、厚労省は体調不良もない下船者には、「公共交通機関を利用して帰宅しても構わない」という驚きの指示を出していたのです。さすがにこの厚労省の対応は、世界中のメディアから非難が集中しました。

おやじ
おやじ

今思えば、1カ月近くも狭い船内で隔離状態にあった乗客・乗員たちは、よく暴動を起こさなかったなぁ・・・。

2月13日
神奈川県で新型コロナウイルス感染による国内初の死出る

厚労省によれば、亡くなった方には海外渡航歴はなく、また病状の経過は以下の通りです。
1月22日 :倦怠感が始まり、25日に悪化。
→1月28日 :医療機関を受診したが経過観察。
2月1日 肺炎の診断を受けて入院
2月12日:ウイルス検査(PCR検査)を実施
→2月13日 :死亡。その後、ウイルス検査での陽性が判明。
体調不良から入院まで10日、入院からPCR検査まで12日。きっと、まだこの頃は医療体制も十分余裕があったはずなのに、何故こんなに時間がかったのだろうか?

おやじ
おやじ

このころから、厚労省の対応はぐちゃぐちゃだったなぁ。

2月17日

厚労省が新型コロナウイルスの「相談・受診の目安」を発表する

新型コロナウイルスの「相談・受診の目安」

出典:毎日新聞HP

今となっては、この「相談・受診の目安」と「相談センター」の存在が、「相談してもPCR検査が受けられない」という人達を市中に溢れさせてしまい、3月以降の急激な感染拡大を引き起こた大きな原因と言われています。

2月27日
安倍首相が突然「3月2日から春休みまで、全国の小中学校と高校、特別支援学校に臨時休校」を要請する

これは、教育関係者や子供のいる家庭にとっては全くの「寝耳に水」だったので、高校生の息子がいる我が家も、ほんと参りました。クルーズ船の件といい、この件といい、ボンボン育ちで世間常識のなく、重要な政策すら熟考せず思いつきでやってしまう安倍首相は危機管理能力ゼロだと痛感しました!

おやじ
おやじ

自分と同じように、ただただ「えっ、なぜ今」と思った人も多いのでは・・・。

2月28日
北海道の鈴木知事が道民に「新型コロナウイルス緊急事態宣言」を発表する

この「緊急事態宣言」では「不特定多数の人が集まる閉鎖された場所や換気の悪い場所や人混みへの外出を3月19日まで控えるよう要請したものでした。
下のグラフは、北海道内の1日の新型コロナウイルスへの新規感染者数推移ですが、これを見る限り、人込みへの外出自粛は感染拡大予防にかなり効果があるようですね。(グラフの出典:北海道庁HP)

ちなみに、日本国内の2月末時点での累積感染者数は242名、死亡者は5名でした。また、この頃から中国以外でも韓国やイタリアで感染者数が急増をし始めました。

国民から見放されていった安倍政権

3月5日
日中間で4月上旬を予定していた「習近平国家主席の国賓来日」を当面延期すると発表する

政府はこの発表後、ようやく水際対策の抜本的な強化策として、中国、韓国からの入国者の2週間隔離と国内の公共交通機関を使わないことを要請すると表明したのです。
全く遅すぎる!米国なんか1ヵ月以上前の2月3日に「米国入国前14日以内に中国(香港とマカオを除く)滞在歴のあるアメリカ国籍以外の方の入国禁止」しているのに。
きっと安倍さんは「習近平の国賓来日」を実現し、何が何でも歴史に名前を刻みたかったのでしょうね・・・。

3月18日
新型コロナ感染者が、周囲に「ウイルスをばらまいてやる」と言い飲食店を訪れていた男性が死亡する

この男性は3月4日にPCR検査で陽性と判定され自宅待機を求められていたものの、同日夜に市内の飲食店2店舗を訪れ、「俺は陽性だ」といいながら酒を飲んでいたとのことです。その後、容態が悪化して2週間後に死亡したという信じられない出来事でした。また、その店の女性従業員の感染も判明したそうです。
この事件後、世間では「感染者の自宅での療養」という厚労省の方針に疑問を持つ声が広がり出しました。

3月24日
IOCが東京オリンピック・パラリンピックの「1年程度延期を発表する

極めて遅い決断では?
今となっては、来年の夏でも世界がまだまだ落ちついていないような気がしますが・・・。

おやじ
おやじ

はっきり言って、このオリンピックは「アスリートのためよりも経済対策のため」という歪んでいたと思う。まあ、延期しても企業スポンサーが付かないだろうなぁ。

3月26日
慶應大学病院の研修医による懇親会で新型コロナウイルス集団感染が発生する

懇親会などの会食はしないよう」にと病院サイドは厳重に注意喚起していたにも関わらず、同大学の研修医約40人が「お疲れ様会」なる懇親会を実施して、その後18人が新型コロナウイルスに感染し、同病院に入院したという信じられない事件でした。若いとは言え、東大や京大の医学部とならび、日本のエリート中のエリートである慶応医学部卒の医師免許を持つ人たちの行動とは思えませんね!

おやじ
おやじ

世の中がこんな時に・・・、慶応OBとして情けない!

3月27日
異動してきた署長らの歓迎会に参加した、幹部警察官が新型コロナウイルス集団感染する

神戸市の神戸西警察署で起こったこの事件ですが、これまでに署長と副署長を含む8人の感染が判明しています。この事件後、、この警察署では全署員の1/3にあたる約120人を自宅待機させたそうです。
年度の変わり目で歓送迎会が多い時期なのに、安倍政権から宴会自粛が求められているため日本中の国民がひたすら我慢しているこんな時期に・・・。これもただただ、信じられない事件としか言いようがありません。

おやじ
おやじ

・・・

3月下旬
都が花見の宴会などの自粛要請している最中、安倍昭恵総理夫人が仲間とお花見会を実施する

桜をバックに満面の笑顔の昭恵夫人を取り囲む記念撮影写真が某週刊誌に暴露される中、この件に関して安倍首相は国会で「知人とレストランで会合を持った際、桜を背景に記念撮影をした。レストランの敷地内の桜の下で撮った。」「東京都が自粛を求めている公園での花見のような宴会を行っていた事実はない。」などと答弁しました。絶対に頭を下げないし、誤らない、ほんと最低の人間だと思います。

4月1日
安倍総理が突然「1住所に2枚の布マスク」を早急に配布することを発表する

この訳の分からない愚策に、安倍政権は466億円もの大金を使用する計画だったが、野党やマスコミから強い反対に会ったが、結局260億円も使ってしまいました。このマスクが自分の届いたのは6月の中旬で、既にその頃には店頭にたくさんのマスクが並んでいたので、未だに開封すらしていません。きっと皆さんも同じだと思いますが・・・。

アベノマスク

大人には小さすぎて使いものにならないアべノマスク!

4月7日
安倍政権が新型コロナ感染拡大を防ぐための緊急事態宣言を7都府県対象に発令する

多くの専門家から「早期の発令」を求められていたにもかかわらず、安倍さんは「まだその時ではない」とずーと引き延ばしてきた緊急事態宣言ですが、ついに4月7日に東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県に対して発令されました。これにより各自治体の知事は、国とは関係なく法的根拠のある外出自粛要請が可能となったのです。

また、4月16日にはこの緊急事態宣言は、GW中の大規模な人の移動を恐れ、その対象地域を全国の全ての都道府県にまで広げられました。その期間は、今年のGW明けとなる5月6日までの20日間でした。これにより、海外旅行だけでなく国内の旅行までも自粛され、観光事業者は大きな痛手を負うこととなりました。

4月10日
東京都が全国の都道府県に先駆けて様々な業種に対して基本的に営業の休止を要請する

この営業休止要請の対象なったのは、「遊興場」「大学・学習施設」「運動・遊技場」「劇場等」「集会・展示施設」「商業施設」でこれにより都内で遊べる場所は公園ぐらいしかなくなってしまいました。
また、東京都以外の都道府県もこれに追随したため、一気に日本中が自粛ムード一色に染まりました。

4月20日
政府は「新型コロナ緊急経済対策」として、1人一律10万円の特別給付金を支給すると発表する

欧米各国では4月の中旬にはすでに国民の手元に届いていた給付金ですが・・・、日本では緊急時の前代未聞の巨額財政支出となるこの施策に対して、官僚のいいなりの政治を行ってきた安倍さんは英断を下せず、結局連立を組む公明党の山口代表の鶴の一声で決まりました。
そんな特別給付金ですが、理由はわかりませんが多くの国民の手元に届いたのは給付受付開始から1ヶ月以上経った6月でした。ちなみに、大田区に住む自分が受け取ったのは支給決定から3ヶ月近く経った7月15日でした。お金が無くて困っていた人も多かったでしょうに。欧米諸国では申請後、数日から1週間程度で手元に届いているのに・・・、いったい日本の行政はどうなっているのでしょうか?

5月4日
政府は、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言を5月末までの延長を発表する

5月6日で解除予定だった緊急事態宣言ですが5月末まで延長が決定されました。これにより、当初は20日間だった外出自粛等の措置は結局1か月という長期にわたるものとなってしまい、観光・レジャー産業や飲食業、イベント・スポーツ産業が大きな痛手を負うこととなってしまいました。

閉鎖中のディズニーランド

5月25日
政府は.全国の緊急事態宣言を解除を発表する
4月中旬のピーク時には500人を超えていた1日の新規感染者数は徐々に減少し、5月の中旬には連日100人を下回る日々が続きました。そのため、政府は5月末予定だった緊急事態宣言を前倒し、5月25日に全面的な解除に踏み込んだのです。
今考えると、欧州のように段階的な解除ではなく、この安倍総理の経済を優先した全面解除という判断が、欧州各国では抑えられている感染の第2波を日本で発生させてしまったという声も多いようです。さらに安倍総理は国会会期延長という声を無視し、6月18日に国会を閉じてしまったのです。安倍総理はその後1ヵ月以上もコロナ対策会議にも出席せず、また記者会見も一度も行わず雲隠れしてしまったのです。こんな無責任な国家のトップっているでしょうか?
7月22日
政府は東京都を除く全国で「Go To Travel
 キャンペーン」を前倒しスタートさせる
6月下旬から大都市圏を中心に再び増え出した1日の新規感染者数は、1000人に迫る勢いのさなか、全く詳細が詰めきれていない「GO TO キャンペーン 」を新規感染者数が日々最大となっている東京都だけを除外し、強引に7月22日に前倒しスタートをさせてしまったのです。今回は、さすがに大人しい日本国民も「今ではないだろう?」と政府の判断に疑問を持つ声が大半でした。
その結果、現在日本中が大混乱になっているのです。信じられます?
このキャンペーンにより、感染が再び全国に広がったらどう責任を取るのでしょうか?
Go To Travel キャンペーン
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