最近、テレビを見ていると「ChatGPT」という言葉をよく目にします。自分はPCは既に40年以上、インターネットはNCSA Mosaicの時代から30年近く利用しているデジタル老兵ですが、ここ10年ほど前からは早すぎる進化と自分自身の老化から最先端の流れからやや遠ざかった生活をしていました。
しかし、たまたま見たテレビの「ChatGPT」の報道を見ている時、「これは自分にとっては最高のツールかも!?」と感じ、一度試してみることにしました。
今回はその時のことと1ヶ月ほど利用してみた現在の感想を書きました。
そもそも、「ChatGPT」って何?
自分はいつものように、まず始めに「ChatGPTって何?」とGoogle検索をしてみました。その結果の中で“信頼度が高く比較的IT初心者でも分かりやすいもの”をご紹介します。以下は家電量販店大手の「ノジマ」の公式ホームページ内からの引用です。
ChatGPTとは、OpenAI社が2022年11月30日に公開したAIチャットボットサービスです。日本語に対応しているAI対話型のサービスで、基本無料でだれでも簡単に利用することができます。
Apple社の「Siri」やAmazonの「Alexa」などの音声によるAIアシスタントと違い、ChatGPTはテキストでのやり取りが基本です。
質問したいことや調べたいこと、お願いしたいことをテキスト入力すると、AIがチャット形式で回答してくれます。
これまでもAIを活用したサービスはありましたが、ChatGPTは回答精度の高さと人間のような自然なやり取りが話題となりました。
ChatGPTのユーザー数は急速に増えており、サービス公開後わずか1週間で100万人を突破し、2ヶ月で1億人を超えています。
大人気SNS「TikTok」のユーザー数が1億人を超えるのに要した期間が9ヶ月、「Instagram」で2年半かかっていることを考えると、ChatGPTは驚異的なスピードで普及していることが分かるでしょう。
ChatGPTの仕組み
大規模言語モデル(Large Language Model)と呼ばれる自然言語処理モデルをベースに開発された、「GPT-3.5」を利用しているサービスがChatGPTです。
GPT-3.5は、膨大なテキストデータから自然言語のパターンや文脈を学習することで、ユーザーからの質問や発言に対して、まるで人間が書いているかのような自然な回答を生成しています。
ChatGPTの注意点・問題点
非常に便利なサービスであるChatGPTですが、まだまだ完璧とは言えません。
ChatGPTを利用する上でまずはじめに注意しておきたいのが、学習しているデータが古いという点です。
2023年5月時点で、2021年9月までのデータを学習しているため、それ以降に起こった出来事や新しい情報には答えられません。利用シーンによってはうまく活用できない場合があるので注意しましょう。
また、ChatGPTは発展途上のサービスで、すべての回答が正しいわけではありません。質問や発言の内容次第では、誤った回答が返ってくることがあり、情報の正確性が保証されていないので注意が必要です。
ChatGPTを利用するときは、正しい情報が返ってきているのか自分でも確認するようにしましょう。
上記内容はかなり厳しい目で書かれていますが、自分が1ヶ月ほど使った経験では「企画書や各種記事、論文を書く際のサポートツール」には非常に役立つと思います。特に自分のように麻痺等でキーワード入力や音声入力が出来ず、スクリーンキーワードから一文字一文字ずつマウス入力している人には飛び上がってしまうほど嬉しいツールになると思います。
なお、2023年5月現在最新のものはGPT-4.0ですが、残念ながらこちらは20ドル/月と有料です。ただ、個人的には無料のGPT-3.5でも十二分に役に立っています。
この章の最後になりますが、実際にGPT-3.5を使って面白い実験をしたのでご紹介します。
①ChatGPTに“そもそも、「ChatGPT」って何?”と質問した結果
「ChatGPT」は、OpenAIが開発した自然言語処理モデルです。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略であり、大規模なデータセットでトレーニングされたニューラルネットワークモデルのことを指します。
ChatGPTは、一般的な対話を行うためのAIエージェントとして使用されることを意図して開発されました。ChatGPTは、与えられたテキストに基づいて応答を生成する能力を持ち、人間のような対話を模倣することができます。
ChatGPTは、様々なトピックや質問に関する情報を提供し、ユーザーの質問に答えるだけでなく、会話の流れを維持してさらなる対話を進めることもできます。また、文法や文章の整合性に注意を払いながら、自然で読みやすいテキストを生成することができます。
ただし、ChatGPTはあくまでモデルであり、情報の正確性や意味の理解においては限定された能力しか持っていません。また、文脈によっては誤った情報を提供することもあり得ます。そのため、ChatGPTの応答は常に慎重に評価し、他の信頼できる情報源と照らし合わせることが重要です。
②ChatGPTに“そもそも、「ChatGPT」って何?パソコン初心者でも分かるように説明してください。”と質問した結果
もちろんです!ChatGPTは、コンピュータプログラムの一種で、人間のように自然な対話ができる人工知能です。あなたがテキストで質問をすると、ChatGPTはそれを理解し、できる限り最適な回答を生成します。
ChatGPTは、非常に多くの情報を学習した結果、さまざまなトピックに関して知識を持っています。そのため、例えば料理のレシピや歴史の出来事、科学の質問など、幅広いテーマについて話すことができます。
また、ChatGPTは文法や文章の整合性にも気を配ります。つまり、適切な文章を作成し、読みやすく理解しやすい回答を提供します。
ただし、ChatGPTには制限もあります。例えば、特定の個人情報や機密情報を知ることはできませんし、医学的な助言や法的なアドバイスを提供することもできません。また、時には誤った情報を提供することもあるかもしれません。
そのため、ChatGPTの回答を受ける際には、常に慎重に判断し、他の信頼できる情報源と照らし合わせることが大切です。
要するに、ChatGPTはコンピュータプログラムで、人間のように対話ができます。あなたの質問に応じて最善の回答を提供しますが、その回答を受ける際には注意が必要です。
どうですか皆さん、凄いと思いませんか?