平成元年ってどんな年だったんだろう?

経済・社会

「平成時代」が終わり、新しい元号「令和」がスタートしました。
そこで今回は、31年前の「平成元年」がどのような1年だったのかを振り返って見ました。

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実はバブルの頂点だった平成元年

この年の1月7日朝、昭和天皇は87歳で崩御したため、皇太子明仁親王殿下(現天皇)が皇位継承し新天皇になりました。そして翌日の1月8日には元号が「平成」に改元され、平成時代がスタートしたのです。

この年の株価はバブルのさなかで年末の日経平均株価は、なんと3万8915円をつけました。
また、企業交際費も約4兆5,000億円と過去最高を記録したそうです。
しかし、日経平均株価はここがピークで、その後の株価はなんとピーク時の1/4以下である8,455円にまで下落するのです。

おやじ
おやじ

自分も30歳で購入したマンションや株は大暴落で、ほんと人生を無茶苦茶にされたよ。

そんなバブル頂点の平成元年ですが、前半は天皇崩御の関係から世の中は「自粛ムード」一色でした。しかし、秋になるとバブルの中で民間企業が動き出します。
9月になるとソニーが米国で長い伝統を持つハリウッドの名門映画会社「コロンビア・ピクチャーズ・エンターテインメント」を買収
10月には三菱地所が、ニューヨークの目抜き通り5番街にある複合施設「ロックフェラー・センター」を買収したのです。

まさに、バブルの膨張と円高で膨れ上がった「ジャパンマネー」の象徴と言われ、アメリカ人からは激しく避難され、この2案件はともに直ぐに失敗し、ソニーと三菱地所は大きな損失を抱えたのです。

昭和を象徴する人が次々と他界

昭和天皇崩御の翌月2月には、「鉄腕アトム」「ブラックジャック」などの多くの名作を残し、「マンガの神様」と呼ばれた「手塚治虫」さんが61歳で死去
4月には、「経営の神様」と呼ばれた松下電器の創業者「松下幸之助」さんが94歳で死去
さらに6月には、歌謡曲の「女王」と呼ばれた「美空ひばり」さんが52歳という若さで死去しています。

また、他界ではないのですが10月には、日本の高度成長期時代を大きく牽引し今の日本のインフラの骨格を作った「田中角栄元首相」が政界引退を表明しました。

自分も、なんか「昭和」という時代の幕が本当に降りたような気がしたのを覚えています。

世界が大きく動いた平成元年

こんな平成元年の日本でしたが、世界では2つの歴史的大事件が起こりました。

一つは6月に中国で起きた「天安門事件」です。この事件は中国国内で春先から盛り上がってきた民主化運動に対して、天安門広場に集結していた学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、人民解放軍が武力で鎮圧、多数の死傷者を出した事件です。
世界中から大きな非難を浴びましたが、しかしこの事件により中国の民主化の芽は完全に摘まれた形となりました。

もう一つは11月にドイツで起きた東西連戦の象徴「ベルリンの壁崩壊」です。このあと、ソ連のペレストロイカ(再構築・改革)推進に影響もありポーランド、ハンガリー、チェコスロバキアなどの東欧社会主義国は急テンポに民主化が進んでいきます。

まさに平成元年は、現在の世界の体制を決めた転換点だったのです。

ppbear
ppbear

平成元年って、すごい年だったんだ・・・

以降、世界の多くの国々は「明るい将来を目指して発展」する中で、日本だけが「バブル崩壊による経済と社会の衰退」に陥るのです。

実は、日本の消費税はこの年の4月に初めて導入されたのです。消費税アップ令和元10月1日に実施されたのも皮肉な一致ですね。

始まったばかりの「令和時代」ですが、あと3週間ほどで元年が終わります。自分にとっては、何一ついいことがなかった令和元年でしたが、皆さんはどうでしたか?

おやじ
おやじ

来年に期待しよう!

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