現代人が忘れがちな「笑い」がもたらす幸せと健康とは?

日常生活

TVを見ていても、最近の日本は暗い話題ばかりですが、20歳の渋野日向子選手が女子ゴルフの「AIG全英女子オープン」で優勝し、メジャー制覇を果たしたというニュースとその笑顔の映像は、本当に久しぶりの明るい話題でした。その彼女の「明るく屈託のない笑顔」は、今や日本人のみならず世界中のゴルフファンから大称賛されています。
そこで今回は、暗い出来事ばかりの中で私たち日本人が忘れがちな「笑い」についていろいろと調べてみました。

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「笑いは人生に大切なこと」は世界共通!

日本には、『笑う門(かど)には福来たる』ということわざがありますよね。

その意味は・・・、
「いつも笑い声が溢れる家には、自然に幸運が訪れる」、つまり、悲しいこと・苦しいことがあっても、希望を失わず明るく朗らかにしていれば、必ず幸せがやってくるということです。
 ※門(かど)は家庭、家族、一族と言う意味

このことわざの由来は、昔正月に小さい子供からお年寄りまで家族みんな一緒に楽しんでいた伝統的な「福笑い」という遊びにあるそうです。つまり、「つらいことや嫌なことがあってもそれを忘れて、家族や親せき一同で楽しく笑っている一族には、幸運がやってくる」ということだそうです。

さらに、「笑う門には福来たる」と同じ意味の「笑門来福(しょうもんらいふく)」と四字熟語もあるそうです。

また驚くことに、英語にも同じ意味のことわざがあるのです。それは・・・、

Fortune comes in by a merry gate.
  → Fortuneは幸せ、幸福の意味。
  → comes inはやってくる、入ってくるの意味。
  → at the merry gateは、楽しい、陽気な門と言う意味。

つまり、「幸せは、明るいところにやってくるよ」となります。

また、「 幸福論」という本で有名なフランスの哲学者アラン(Alain)は、「幸福だから笑うのではない、むしろ、笑うから幸福なのだ」と非常に奥深いことを言っています。

しかし、人生において「笑うことの大切さ」は、昔から世界共通に言われていることなんですねぇ。

医学的にも証明されている健康に良い「笑い」

「笑うこと」については、最近では医学的にも健康に良い様々な効用・効果があることが立証されているそうです。

その「笑い」の具体的な効用・効果には、主なに以下のようなものがあるそうです。

1.血管を拡張し血圧を下げる(=脳卒中や心筋梗塞を防ぐ)

人間の自律神経には、興奮したりストレスがかかると優位になる交感神経(=血圧や脈拍を上げる)と、リラックス状態のときに優位になる副交感神経(=血圧を下げる)がありますが、人は「笑う」とリラックスモードになり副交感神経が優位になるそうです。
その結果、血圧が下がり脳卒中や心筋梗塞を防ぐそうです。

2.体の免疫力をアップする(=がんや感染症にかかりにくくなる)

人間の体内には、もともとがん細胞やウィルスをやっつけるリンパ球の一種でナチュラルキラー細胞(NK細胞)というものが50億個もあるそうです。しかし、このNK細胞はストレスや加齢などによるパワーダウンするそうです。しかし、「笑う」ことで弱体化したNK細胞が活性化し、十分な免疫力を発揮するようになり、その結果がんや感染症にかかりにくくなるそうです。
ちなみに、恐ろしいことに若くて健康な人の体にも1日3000~5000個ものがん細胞が発生しているそうです。

3.血糖値を下げる(=糖尿病を防ぐ)

人は「笑う」とストレスが解消される同時に脳に「楽しい」という信号が送られ、インスリンを分泌する遺伝子の作用で血糖値の上昇が抑えるそうです。つまり、「笑う」ことで糖尿病が改善するということです。

4.脳の働きを活性化させる(=認知症予防)

は、新しいことを学習するときに働く器官。笑うと脳の海馬と呼ばれる部分の容量が増えて、記憶力がアップするそうです。また、「笑う」ことで脳波のなかでもアルファ波が増えて脳がリラックスするほか、意志や理性をつかさどる大脳新皮質に流れる血液量が増加するため、脳の働きが活発になりそうです。

このように「笑い」には、健康に良い様々な効用・効果があるため、様々な医療機関でも「笑いのある生活」を推奨しています。また、昔から「笑いは百薬の長」とか、「一笑一若(一度笑うと、一つ若返る)」などと言われていますね。

加齢とともに減少する「笑い」

そんな人間にとって非常に大切な「笑い」ですが、悲しいことに人は歳をとるとともに「笑う」回数が減っていくそうです。ある調査報告によると、子どもは1日300回ほど笑うのに対し、大人が笑う回数はその20分の1以下、さらに70代になると、1日平均2回しか笑わなくなってしまうそうです。ちなみに、赤ちゃんは1日400回以上笑うそうです。

また全国浴場組合連合会が行った調査では、「声を出してよく笑いますか?」という質問に対して「よく笑う」と回答した人は・・・、

  男性40%、女性60%
  30代65%、40代50%、50代45%

となっています。非常に納得できる結果だと思いませんか。生活習慣病やがん、脳卒中のことを考えると本来なら「加齢とともに笑いが多くなる」方がいいはずなのに・・・

この記事を書きながら、「自分は脳出血で倒れて以来、顔面筋肉の麻痺の関係もありほとんど笑っていないなぁ」とつくづく感じ、これからは「笑いのある人生」を意識していかなければと思いました。

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