次期アメリカ大統領選の立候補者はどんな人たち?

国際情勢

来年のアメリカ大統領選挙まであと1年強となりましたね。早くも、年明けにはニューハンプシャー州でアメリカ最初の予備選挙が始まります。
はたして「剛腕トランプ」が再選し、2024年まで大統領を務めるのでしょうか? 非常に気になりますねぇ。
そこで今回は、現時点でわかっている「2020アメリカ大統領選挙立候補者」についていろいろ調べてみました。

アメリカ大統領選挙候補者の条件は?

アメリカ大統領選挙立候補するための条件は、「アメリカで生まれた人」「35歳以上であること」「アメリカに14年以上住んでいること」の3つだけです。ただ、移民1世はアメリカ生まれではないので立候補できません。

例えば、アメリカ最大の州であるカリフォルニア州で知事になったあの「アーノルド・シュワルツェネッガー」さんは、大統領選に出馬してもいいような気がしますが、実は彼はオーストリアからの移民1世なので大統領には立候補すらできないのです。

アメリカ大統領選挙への立候補は、法律的には選挙の年、つまり来年の1月まで可能なんですが、過去の例を見ても9月以降の立候補者はほとんどいません。しかし、現時点では民主党内はまだまだ混とんとしており、なんと20人もの大統領選挙立候補者がいます。そこで今回は、8月のCNN世論調査で支持率の高かった7人の候補を紹介します。

支持率の高い有力候補者

1.ジョー・バイデン

●生年月日:1942年11月20日(76歳)
●出生地:ペンシルベニア州
●出身校:デラウェア大学、シラキューズ大学ロースクール卒業

ジョー・バイデン

ジョー・バイデン氏は、オバマ大統領時代の2009年から2017年まで副大統領を務めた民主党中道派を代表する代表する大物政治家です。アイルランド系移民の子孫でローマ・カトリック信徒ありますが、上院議員当選回数7回・議員生活37年を誇るベテランです。
なお、現在トランプ氏はバイデン氏と、彼の息子のハンター氏(ウクライナのエネルギー企業ブリスマの元幹部)を政治的取引や商取引で汚職を働いたとして非難しています。

仮に彼が大統領選に勝ち大統領に就任したとしても、その時はすでに78歳という高齢なのが気になりますね。ちなみにトランプ氏が大統領に就任した時は70歳でした。
(写真の出典はCNN)

2.エリザベス・ウォーレン

●生年月日:1949年6月22日(70歳)
●出生地:オクラホマ州
●出身校:Rutgers Law School 、ヒューストン大学卒業

エリザベス・ウォーレン

エリザベス・ウォーレン氏は、かつてテキサス大学法学部、ペンシルベニア大学法学部、ハーバード・ロー・スクールで教鞭をとっていた商法の分野で有名な学者であり、かつ政治家(マサチューセッツ州選出上院議員)です。
彼女は大統領選では、富裕層の資産に一律課税する「富裕税」を提唱し、またフェイスブックやグーグル、アマゾン、アップルなどIT大手企業については、「市場を独占し、競争を無力化している」とその解体計画を主張しています。

仮に彼女が大統領選に勝ち大統領に就任したら、きっと良くも悪くもNETの世界は大きく変わる可能性が高いのが気になりますね。
(写真の出典はNewsWeek)

3.バーニー・サンダース

●生年月日:1941年9月8日(78歳)
●出生地:ニューヨーク州
●出身校: シカゴ大学卒業

バーニー・サンダース

バーニー・サンダース氏は、大統領選挙の民主党立候補者ですが、実はバーモント州選出の上院議員で民主党員ではなく無所属の政治家です。彼はポーランド系ユダヤ人移民の子孫で、政治思想的には極めてトランプ大統領に近く、「TPPなどの自由貿易への反対」「海外派兵の見直し」「製造業の再建」「公共投資の強化」などを主張しています。そんな彼を支えているのは、民主党支持者に多い「リベラル派のエリート」ではなく、青年層や低所得の労働者層だそうです。

しかし、残念なことに突然先週の10月2日に、「健康上の理由(動脈閉塞の治療)から当面の間選挙活動を停止する」と発表しました。ちなみに、彼は大統領選立候補者の中で”最高齢“です。
(写真の出典はCNN)

4.べト・オルーク

●生年月日:1972年9月26日(47歳)
●出生地:テキサス州
●出身校:コロンビア大学卒業

べト・オルーク

ベト・オルーク氏は、アメリカの保守王国と言われるテキサス州出身の若手政治家で、2013年から3期6年下院議員を務めています。彼はアイルランド系白人で、実は「ベト」はラテン色の強い地元(テキサス州エルパソ)の選挙で使っている愛称で、本名はロバートです。
また、彼は大学ではパンクバンドに所属したり、IT事業を起業したりするなど多様な経歴の持ち主であると同時に、彼の選挙演説での自然に聴衆をひきつける静かなの口調が、オバマ前大統領や故ロバート・ケネディ元上院議員に似ていることで若者を中心に人気があります。マスコミには、民主党のホープとして「カリスマ性を持った最も大統領に成りうる候補」と脚光を浴びています。
ただ、政策的には「トランプ再選阻止」と「壁建設反対」をスローガンに掲げ、トランプ大統領を「分断と恐怖の政治」と徹底批判していますていますが、そのインパクトや新鮮味の欠如が指摘されているのも事実です。

自分としては、次期大統領はトランプのようなお爺さんではなく、彼のような若い層に大統領になってもらいたいので、何もできませんが彼を応援したいと思います。
(写真の出典はCNN)

5.エイミー・クロブシャー

●生年月日:1960年5月25日(59歳)
●出生地:ミネソタ州
●出身校:イェール大学とシカゴ大学ロースクール卒業

エイミー・クロブシャー

エイミー・ジャンクロブチャー氏は、検察官や企業弁護士を経てミネソタ州選出の初の女性上院議員(2006年~)となった、民主党内では「穏健派」として有名な弁護士兼政治家です。政策的には「プロチョイス:中絶賛」「LGBTの権利擁護」「銃規制」「社会保障やヘルスケアの強化」など、民主党本流の思想の持ち主です。
超党派の支持者が多い彼女は、「アメリカ初の女性大統領になる可能性が最も高い一人」として注目されています。

前回トランプ氏と壮絶な戦いをしたヒラリー・クリントン氏と比べると、かなりパワー不足のような気がしますが、彼女は自分と同じ年なので応援していきたいと思います。
(写真の出典はASAHI.com)

6.カーマラ・ハリス

●生年月日:1964年10月20日(54歳)
●出生地:カリフォルニア州
●出身校:カリフォルニア大学ヘイスティングス・ロー・スクール、ハワード大学卒業

カーマラ・ハリス

カーマラ・ハリス氏は、カリフォルニア州司法長官を経て、2016年のカリフォルニア州選出の上院選挙で当選し、ジャマイカ系およびインド系それぞれにおいて初の上院議員となった若手注目政治家です。彼女は、父親がジャマイカ出身でスタンフォード大教授、母親がインド出身の乳がん研究者という移民2世、有色人種、しかも女性という3重のマイノリティーです。
小学校時代を黒人居住地域で過ごしたという彼女は“女性版オバマ”とも言われ、エイミー・ジャンクロブチャー氏と同じように、「アメリカ初の女性大統領になる可能性が最も高い一人」として注目されています。

彼女が民主党大統領候補になり、トランプ氏と討論会をしたら、どうなるのでしょうか? 想像すら出来ませんねぇ。
(写真の出典はウェッジ)

7.アンドリュー・ヤン

●生年月日:1975年1月13日(44歳)
●出生地:ニューヨーク州
●出身校:コロンビア大学ロースクール卒業

アンドリュー・ヤン

まだ44歳のアンドリュー・ヤンは、台湾からの移民二世でこれまで政治的な経験は全くない弁護士&実業家です。
彼は、全国民に対する最低所得保障制度(ユニバーサル・ベーシック・インカム)の導入を主張し、具体的にITやロボット技術の進展により職を奪われる労働者への対策として、全アメリカ国民に月1000ドルを分配する「自由の分配(Freedom Dividend)」政策を掲げて注目を浴びました。

まあ、彼が民主党大統領候補になることはないでしょうね。
(写真の出典はforbesjapan)

一方の共和党の方はというと・・・

米調査会社ギャラップによる世論調査では、共和党支持者のトランプ氏の支持率は80-90%近くもあり、共和党の大統領候補としては圧倒的な優位に立っています。そのような状況ですが、現時点では3人が共和党の大統領選挙に立候補していますが、非常に希薄な存在です。まあ、共和党の方は現職のトランプ氏で決定でしょう!

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