皆さんはショウガはお好きですか?
自分はショウガが大好物で、牛丼屋では山盛りの紅ショウガ、回転ずしではガリのおかわり、家ではほとんど味噌もつけずに新生姜をバリバリ、といった感じです。
おかげさまで、子供の頃から60歳になる現在まで、インフルエンザは予防接種はしたことも発症した経験ゼロ、風邪も鼻かぜ程度で熱もせいぜい37.2-3度程度です。
こんなショウガですが、みなさんは「ショウガの生産量が多い都道府県」というと、どこを思い浮かべますか?
自分は・・・、検討もつきませんでした。スーパーの売り場でも、産地が強調されていないので・・・。
調べてみると、なぜか高知県がダントツ1位なのです!
ショウガの都道府県別生産量(収穫量)
平成29年(2017年)のショウガの生産量全国計は48,300tですが、都道府県別にみると高知県が20,600tで、シェアでは42.7%でダントツの1位になっています。
2位はトップの高知県の1/4程度の熊本県で11.7%、3位は千葉県で7.6%、4位は鹿児島県で5.5%、5位は茨城県で5.5%となっています。まあ、圧倒的に高知県の割合が高く、「ショウガ=高知」といっても過言ではないようです。
そう言えば、高知県と言えば「カツオ」、カツオと言えば「ショウガ醤油で食べるタタキ」ですが、これも関係しているのでしょうかねぇ???
都道府県 | 収穫量 | 割合 | |
---|---|---|---|
1位 | 高知県 | 20,600t | 42.7% |
2位 | 熊本県 | 5,640t | 11.7% |
3位 | 千葉県 | 3,690t | 7.6% |
4位 | 鹿児島県 | 2,680t | 5.5% |
5位 | 茨城県 | 2,650t | 5.5% |
6位 | 宮崎県 | 2,400t | 5.0% |
7位 | 静岡県 | 1,820t | 3.8% |
8位 | 長崎県 | 1,250t | 2.6% |
9位 | 愛知県 | 602t | 1.2% |
10位 | 岡山県 | 350t | 0.7% |
11位 | 徳島県 | 320t | 0.7% |
なぜ、ショウガは高知県で生産されるのか?
ショウガは原産地はインドからマレー半島にかけての南アジアといわれ、生姜の生育に最も適した条件は南アジアの気候=高温多湿であることと言われています。さらに、日照量が長いことも重要な条件だそうです。
そのため、現在でもインドや中国、ネパールやタイといった熱帯アジアでショウガの栽培が盛んだそうです。
一方、高知県は「南国土佐」などとも呼ばれるとおり、年間平均気温が全国第5位の暖かい気候が自慢の県で、さらには年間日照量が全国で第1位、また、一般的には年間日照量と相反するはずの年間降雨量も同じく全国第1位なのです。
この高知県の晴れの日も雨の日も全国1番という独特な気候こそが、生姜の栽培に最も適しており、これが高知県が生姜の生産量日本一の秘密です。
身体にいいショウガ!
自分は、ショウガは身体にいいと何となく信じていますが、実際にはどんな効果があるか調べてみました。
1.殺菌作用、抗菌作用、抗炎症作用
身体に入った悪い最近をやっけてくれるようです。よく、「風邪をひいたら生姜湯」というのもこれですね。
2.血管拡張作用(冷え性の改善)
「ショウガを食べると身体がポカポカする。」、これはよく聞きますね。
3.抗酸化作用、老化防止、代謝抗菌作用促進効果
どこまで効果があるかわかりませんが・・・。
4.消化吸収作用の向上、胃腸機能の改善
5.免疫力の向上
他にも「体臭、口臭を取り除く」「コレステロール値の低下」「吐き気や頭痛を抑える」「中枢神経系の興奮を鎮める」などの効用もあるそうです。