今の世の中、いくつになっても「試験」との戦いですね。
学生時代は、中学入試、高校入試、そして大学入試。さらに社会人になっても各種国家試験がありますね。
そこで今回は、合格祈願にご利益がある全国の有名神社について調べてみました。
学問の神様「菅原道真公」を祀った日本三天神
まずはじめは、平安時代の貴族で学問・書・詩文にすぐれ古くから「学問の神様」とあがめられている「菅原道真公」を祀った「日本三天神」をご紹介します。
全国にある天満宮、天神社の総本社「北野天満宮」
京都にある北野天満宮は、全国約1万2,000の天満宮、天神社の総本社として知られており、全国各地からのたくさんの合格祈願参拝者でいつも賑わっています。
境内には神使(祭神の使者)とされている牛の像がたくさんあり、また道真公が愛した梅の木が多数植えられています。
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京都市上京区馬喰町
電話番号:075-461-0005
九州が誇る学問の神様「太宰府天満宮」
菅原道真公は、朝廷における政争の結果、九州の太宰府へと左遷される事になり、この地で人生の最期を迎えました。
その菅原道真公を祭神として祀るのがこの太宰府天満宮で前述の北野天満宮とともに全国約12,000社の総本宮と称えられています。
⇒太宰府天満宮公式HPはこちら
福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号
電話番号:092-922-8225
菅原道真公が立ち寄って滞在したと伝わる「防府天満宮」
日本三天神の最後の一つは、山口県にある防府天満宮です。
九州の太宰府へと左遷された菅原道真公は、その九州へ向かう途中でここ防府に立ち寄り、すっかりこの地が気に入り、自分が死んだら魂となって帰ってくると約束したそうです。その後、道真公が亡くなった翌年(904年)に、日本で最初の天満宮として創建されたのがこの防府天満宮です。
⇒防府天満宮公式HPはこちら
山口県防府市松崎町14-1
電話番号:0835-23-7700
東京にある関東三天神
前述の日本三天神は全て西日本にあるので、次は菅原道真公を祀った数ある神社の中で「関東三天神」とよばれる3つの神社ををご紹介します。
関東で人気№1の湯島天神
東京の文京区にある湯島天神ですが、その創建は古く、458年雄略天皇の勅命により天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀る神社として創建されたと伝えられています。この天之手力雄命は、古事記の天岩戸(あめのいわと)神話にでてくる神様で、力持ちの神様として知られています。
その後、南北朝時代の正平10年(1355年)、住民の請願により菅原道真公を勧請して合祀したそうです。
このように、開運・勝運をつかさどる天之手力雄命と、学問の神様である菅原道真をともにお祀りしている神社であるとともに日本の学問の最高峰である東京大学に隣接しているためか、いつも合格祈願に来る参拝者でにぎわっています。
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東京都文京区湯島3-30-1
電話番号:03-3836-0694
花の天神様として知られる亀戸天神社
両さんで有名な人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(通称:こち亀)」の舞台である江東区の亀有にある亀戸天神社。
この亀戸天神社は、寛文二年(1662)菅家の後裔、菅原大鳥居信祐公が九州の太宰府天満宮より勧請、地形をはじめ社殿や楼門、太鼓橋など境内の結構をすべて太宰府の社にならって造営したのを起源です。その境内には四季折々の花々が咲き乱れ、“花の天神様”として受験生のみならず多くの人に親しませています。
⇒亀戸天神社公式HPはこちら
東京都江東区亀戸3-6-1
電話番号:03-3681-0010
谷保(やぼ)天満宮
関東三天神の残りの一つが谷保天満宮で、東京の国立市にあります。
菅原道真公が、大宰府に左遷されたとき、彼の息子の道武(みちたけ)も都を追い出されこの地に流されたのです。
その後、901年に怨霊となった道真公の霊を鎮めるため京都に北野天満宮を建てるとき、当時の天皇の命令によってこの地にも社殿がつくられました。そのため谷保天満宮は、東日本最古の天満宮として、多くの人が合格祈願に訪れる神社となっています。
⇒谷保天満宮公式HPはこちら
東京都国立市谷保5209
電話番号:042-576-5123