最近、米国のトランプ大統領と日本の安倍元総理の違いについて考えていた時、ネットで「西洋人と東洋人の人間性の違いをピクトグラムで表現」という面白いものを発見したので、今回はそれを紹介します。
以下の図は、1990年からドイツに居住しヨーロッパで活躍中の北京生まれのデザイナー「ヤン・リウ」氏が、自身が感じた東洋人(中国人)と西洋人(ドイツ人)の人間性の違いを表現したピクトグラムです。
このピクトグラムの左側の青い方が「西洋人」で、右側の赤い方が「東洋人」の人間性を表しています。
なお、これからご紹介する図の出典元は AcidCow.comになります。
まず最初は、<Me ⇒ 自分自身>です。
西洋人では非常に大きな人で表されており、逆に東洋人では非常に小さな人で表されています。
きっと、個の存在が重視される西洋社会と軽んじられる東洋社会には、このような個々人の意識の違いが背景にあったのでしょう。
次は、<Way of Life ⇒ 生き方>です。
西洋人は「人生=我が道を行く」と考え「周りは関係ない」と捉えているのに対し、東洋人ではもともと「人生=集団」と考え「周りと上手くやっていくもの」と捉えています。
まあ、自分が今まで接してきた西洋人も「自分(アメリカ)さえ良ければ周りは関係ない」というトランプ大統領のような個人主義の人が多かったと思います。
次は、<The Boss ⇒ グループの長>です。
西洋人ではグループの長とそれ以外の人の大きさはあまり変わりがありませんが、東洋人ではグループの長は巨大に描かれています。
きっと、このような東洋人の潜在意識が、日本特有の縦長のピラミッド型社会を作り上げたのでしょうね。
次は、<Opinion ⇒ 意見の伝え方>です。
これは、トランプ大統領と安倍元総理のスピーチそのものですね。結局、東洋人は自分の意見を言いたくない(=伝えたくない)のでしょうね。「口は災いの元」ということわざもあるくらいだし・・・。
次は、<Contacts ⇒ 交際(人間関係)>です。
西洋人は極めて単純ですが、一方東洋人は極めて複雑な状態です。
まあ、実際日本でも「人間関係が複雑で身動きが取れない!」ということはよく聞きますね。
次は、<Handling of Problems ⇒ 直面した問題への対応>です。
西洋人は「問題は乗り越えていくもの」と捉えているのに対し、東洋人は「問題は避けて通るもの」と考えています。まあ、確かに日本では「時が解決してくれる」というフレーズが日常的に使われていますね。
次は、<The Child ⇒ 子供の帰属>です。
西洋では「子供は親のもの」という考えに対し、東洋では「子供は親ではなく、一族のもの」という考え方です。
確かに、日本では孫の面倒を見ているおじいちゃんおばあちゃんをよく見ますが、欧米では孫とおじいちゃんおばあちゃんが一緒のシーンはほとんど見ないですね。
世の中、グローバル化が進んでいますが、その裏側では東洋人と西洋人ではこれだけ思考や人間性が異なっているのです。
きっと、トランプさんと習近平さんはお互い何を考えているのかチンプンカンプンなんでしょうね。
自分は、経済面以外での真のグローバル化、つまり東洋と西洋の融合にはまだまだ何世紀もかかるような気がします。
みなさんは、どう思いますか?