サッカー関係の情報を見てると、最近よく耳にする流通経済大学。自分は息子が数年前に青森山田中学でサッカーをするまでは全く知らない大学でした。
そこで今回は、この流通経済大学について調べてみました。
ここ10年ほどでサッカーの名門大学の地位獲得
この流通経済大学は、1965年に茨城県龍ケ崎市に設置された私立大学で、元々はあの日本通運(日通)の寄付を元に、流通・物流・交通に関する教育・研究の振興を目的として開学した大学です。
しかし、2006年にスポーツ健康科学部(スポーツ健康科学科)開設して以来、近年では「おいおい大学のコンセプトと違うだろう」と思うぐらい、サッカーをはじめ、ラグビー・硬式野球などのスポーツで有名な大学になっています。
ただ、河合塾が発表している「2019年の偏差値」を見ると、流通経済大学の各学部ごとの偏差値は以下の通りです。
学部 | 偏差値 |
経済学部 | 42.5~50.0 |
流通情報学部 | 40.0~42.5 |
社会学部 | 42.5~47.5 |
法学部 | 42.5~47.5 |
スポーツ健康科学部 | 37.5~40.0 |
全ての学部が偏差値50以下はかなりやばいでしょう!スポーツ健康科学部に至っては40以下、つまり「学力や成績」はほとんど(全く?)関係ない大学と言っても構わない気がします。
サッカー部(体育会)は言うと・・・、関東大学サッカーリーグの2部リーグに所属しており、2014年と2017年には全日本大学サッカー選手権大会で優勝するなど「サッカーの名門大学」として有名です。また、たくさんのOBがJリーグに進み活躍しています。
付属高校も高校サッカーのトップクラスに!
いまでは「流経大=サッカー」のイメージが全国で浸透していますが、さらに1985年に開校した流通経済大学付属柏高等学校は、近年急速に力をつけ、現在では高校サッカーの最高峰サッカープレミアリーグEastに所属するまでに至っています。
このように流通経済大学および付属柏高等学校がサッカーが強くなった背景には、Jリーグの名門鹿島アントラーズの存在が非常に大きく影響しているようです。実際に、「子供の頃は鹿島アントラーズの下部組織」に所属し、高校時代は流通経済大学付属柏高等学校でサッカーをやり、そのまま流通経済大学に進学してサッカーを続けて、そして最後は再び鹿島アントラーズに戻りJリーガーになるという「サッカーエリート人生レール」が出来上がっているのも事実です。
ちなみに、Jリーガーを一番多く輩出している大学1位は流通経済大学で、同じくJリーガーを一番多く輩出している高校1位は流通経済大学付属柏高等学校です。
しかし、流経大があの日通の系列とは驚きました。
