イスラム教とはどんな宗教なんだろう?

ニュースを見ていると毎日のように耳にする「イスラム教」ですが、私たち日本人にとっては意外と遠い存在で詳しいことは「よく知らない?」という人が大半だと思います。

しかし、このイスラム教は紛れもなくキリスト教、仏教と並ぶ「世界3大宗教」の一つでその信者の数は世界中で16億人以上もいるのです。現在の世界の人口は約80億人なのでその4人に1人はイスラム教徒ということになります。ちなみに世界で最も信者が多いのはキリスト教でその数は約20億人、仏教は約4億人、インドで有名なヒンドゥー教は約11億人と言われています。しかしながら世界的に著名な米国のシンクタンクピュー・リサーチ・センターによれば、2050年にはイスラム教徒の数とキリスト教徒の数が拮抗するそうです。なんか恐ろしいですね。

そこで今回はこのイスラム教について色々調べてみました。

イスラム教ってどんな宗教?

預言者のムハンマドがイスラム教は西暦610年に中東のアラビア半島で預言者「ムハンマド(マホメット)」が天使ジブリール(ガブリエル)を通じて神の啓示を授かったことをきっかけに布教がはじまったとされ、唯一絶対の神アッラーのみを信仰し仏教のように仏像を拝むような偶像崇拝を禁じた神教です。なお、イスラム教は漢字圏では回教と表記されます。

また、信者は「ムスリム」(女性はムスリマ)と呼ばれ、預言者ムハンマドに啓示された神の言葉をまとめたクルアーン(コーラン)を啓典(キリスト教でいう聖書)とし信仰の源泉としています。そのため、彼らムスリムの生活は自分のように無宗教で勝手気ままに暮らしている生活とは大きく異なっています。

イスラム教徒の五つの義務

イスラム教徒ムスリムは、「六信五行」と呼ばれる信ずべき6つの信仰箇条(信仰規準)と5つの義務(信仰行為)に基づいた生活をしなければなりません。

【六信】

1) アッラー(唯一絶対の神)
2) 天使(神の使い)
3) 啓典(クルアーン:神の声の記録)
4) 預言者(神の言葉を伝える人)
5) 来世(復活や死後の生命)
6) 天命(神が定めた運命)

↑自分はイスラム教徒でないので、上記の内容はよくわかりません!

【五行】

1) 信仰の告白(シャハーダ)

→「アッラーの他に神はなし。ムハンマドはアッラーの使徒である。」とアラビア語で唱えること。

2) 礼拝(サラー)

→1日5回お祈りの時刻に聖地メッカのカアバ神殿ある方角へ向かってお祈りをすること。

3) 喜捨(ザカート)

→富める者は貧しい者に与えること。具体的には貧者、旅人、孤児などのために使われる一定量以上の財産に課せられる税がある。

4) 断食(サウム)

→イスラム暦のラマダーン月(第9月)に、夜明けから日没までの間、飲食を絶って禁欲すること。

5) 巡礼(ハッジ)

→一生に一度は聖地メッカ巡礼に行くこと。

さらにイスラム教では、食べてはいけないものが戒律をもとに決められており、食べてよいものは「ハラルフード」と呼ばれます。最近では世界各地にハラル認証機関というものがあり、そこで世界各地で販売されている様々な商品をハラルかどうかの検査をして、ハラル性を保証する「ハラル認証マーク」を付けています。

日本でもイスラム教徒は「豚肉」や「酒類」が×というのは有名ですね。

シーア派?スンニ派?ってどう違うの?

イスラム教徒の多い国は?

 

 

タイトルとURLをコピーしました