MRIとCTとレントゲンの違いは?

CTの機械日常生活
出典:global.canon

よく企業の健康診断や国民健康保険の定期検診の時、CTとかMRIという検査を受けますが、皆さんは両者の違いをご存知ですか?
自分は5年ほど前に脳卒中で倒れているので、しばしばCT検査もMRI検査も受けていますが、恥ずかしながら両者の詳しい違いは理解していません。
そこで今回は、このCTとMRIについていろいろ調べてみました。

CTはレントゲンと同じ放射線を使った画像検査法

CTは「Computed Tomography」の略で、日本語では「コンピューター断層撮影法」と言い、撮影時間つまり検査している時間が数十秒で終わる簡単な検査です。
技術的には、放射線を一方向から照射し、フィルムに画像を焼き付けるレントゲンとは違い、CTでは撮影部位に対して多角的に放射線を照射するため、輪切りの3次元的な画像を作る事ができ、それをコンピューター上で再構成して3Dにする事も出来ます。

手のCT画像

出典:innervision.co.jp

CTもレントゲンと同じように骨を調べる為によく使われるのですが、CTの方が精密な診断が可能なため、レントゲンでは分からないような骨折を探すためや、レントゲンで明らかに骨折している場合で手術前にさらに詳しい状況を調べるために使われます。

しかし、CT検査は被ばく量が多く、単純レントゲン検査に比べ50~100倍ほどあるため注意が必要です。
(※)レントゲンの被爆は飛行機に乗った時の被爆と同じ程度

MRIは磁気を使った検査

MRIは「Magnetic Resonanse Imaging」の略で、日本語では「磁気共鳴画像」と言い、磁気の力を利用して脳や体の臓器や血管を撮影する検査です。
このMRIでは、骨や空気による悪影響がないため、目的に応じて優れた画像コントラストが得られ、脳や脊髄などを鮮明に診断できます。
自分も脳出血で倒れた後は、何度も受けました。

頭(脳)MRI画像

またMRIでは、縦、横、斜め方向の断面が得られるため理解がしやすく、3次元の画像も容易に得られます。 さらに、造影剤を使わずに、あるいは最小限の造影剤量で大きな血管に関する情報が容易に得られるのが大きな特徴です。

また、レントゲンやCTは放射線を使った検査なので被爆しますが、このMRIでは放射線を使わないので被爆することはありません。ただ、撮影の時には20-30分もの間、工事現場のような大きな音がする狭いトンネルでの検査となります。

自分は気になりませんが、閉所恐怖症や騒音に敏感な方はかなり、このMRI検査はつらいようです。

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MRI診断の様子

CTとMRIの違いのまとめ

いろいろと書いてきましたが、簡単にまとめると以下の通りです。

 CTMRI
撮影原理X線検査の立体版
(レントゲン照射した後にコンピュータで画像を作成)
磁気の共鳴現象
(強力な電波を使って、体内にある水分に作用して断層を撮影する)
放射線被爆ありなし
基本横断面任意の断面
撮影時間比較的短い(10~15分)比較的長い(30分程度
適している部位脳・肺・腹部・骨脳・脊髄・関節・骨盤腔内臓器
長所撮影時間が比較的短く、容易に断層像が得られる。
頭部救急病変(出血の疑いなど)への適応が高く、また骨の情報が得られる。
任意の断層像を得ることができ、撮像法を変えることで病変の質的評価ができる。
また、造影剤なしで血管の画像が得られる。
短所放射線被曝がある。体内に金属が入っている人は、検査できない。
撮影時間が長く、狭く音がうるさい空間に長時間いる必要がある。

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