横浜あゆみ荘 ~車椅子でも超低価格で安全に入浴が楽しめる施設

片麻痺ライフ

自分は1年ほど前から月に1~3回ほどのペースで、障害者研修保養センター「横浜あゆみ荘という施設を利用しています。この施設は、横浜市関連の半官半民のような社会福祉法人横浜市社会福祉協議会というところが運営している身体障害者の利用を前提とした公的施設非常に低価格でバリアフリー完備の部屋に宿泊&大浴場が利用できます。自分のような車椅子生活者とそのご家族の方には絶対お薦めの施設なので、今回はこの「横浜あゆみ荘」をご紹介します。

非常に便利な立地場所

具体的に「どのような施設」かというと・・・公式ホームページには以下のように記載されています。

横浜あゆみ荘は、障害のある方とそのご家族の方をはじめ、どなたにも安心してご利用いただけるバリアフリーの宿泊保養施設です。研修会やレクレーション等にご利用いただける研修室や体育館等も備え、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

アクセスは?

■住所 :〒224-0062 神奈川県横浜市都筑区葛が谷2番3号

「あゆみ荘」は、神奈川県横浜市の港北ニュータウンにあり、最寄り駅は横浜市営地下鉄グリーンラインの「都筑ふれあいの丘駅」で、改札を出てからは300mぐらい(平地)なので、徒歩2~3分で行けます。自分は大田区在住なのでドアtoドアでも1時間弱なので非常に重宝しています。

参考) ●渋谷からは1時間弱 渋谷駅→日吉駅 30分前後(東急東横線) 日吉駅→都筑ふれあいの丘駅 15分(地下鉄グリーンライン) ●横浜からは30分前後 横浜駅→センター南駅 18分(地下鉄ブルーライン) センター南駅→都築ふれあいの丘駅 2分(地下鉄グリーンライン)

各駅での乗り換えは車椅子でも非常に楽です。なお当たり前のことですが、ラッシュ時間帯は無茶苦茶混む路線なので✕です。

駅を出たらそのまま直進し、右手にポストがあるところを右折。
都築ふれあいの丘駅前からあゆみ荘までは整備されており、車椅子でも楽々です。

あゆみ荘への入り口です。目立たないので通り過ぎないように注意してください!

利用料金は?

自分はいつも介護者無し食事無し(嚥下障害がある為)、いわゆる素泊まりでお願いしてますがいつも快く受け入れて頂いています。宿泊料(平日、税込み)はたったの2,200円です。信じられない金額です。なお、宿泊しない日帰り利用(11:00~15:00、部屋利用可)も可能なようです。詳しくは以下をご参照ください。

注)支払い方法は現金、クレジットカードのみです

浴場は?

浴場は以下のような3つがあり、宿泊客に限らず日帰り客もどの浴場でも利用できるそうです。ちなみに自分は手すりがあれば10mぐらいは一人で歩けるので、大浴室を利用しています。

大浴室(男性用、女性用) 嬉しいことに利用可能時間は朝の6時から夜中の24時までと非常に長く、その間は好きな時にいつでも何度でも利用できます。ただし、毎日10時~11時と毎週火曜日の10時~15時は、清掃のため使用出来ないそうです。浴槽は5m×10m以上はあると思います。窓側には強力なジェットバスが4基あり非常に快適でした。なお、住宅地にあるので外の景色を楽しむことはできません

手摺りがなければほとんど歩くことができない自分が、実際にこの大浴室を利用して非常に助かったの施設ならではの特筆すべき点は以下の3つです。

1.浴場内のいたる所に手摺りが設置されていること。 2.湯船に入るところの階段の段差が非常に小さく(おそらく各段10cmもなかったと思います)、しかも両側に手摺りがあること。

3.浴室用の車椅子が無料で借りられ、それに乗ったまま更衣室から浴室内へと移動ができ、しかも転倒のリスクゼロで浴場内を自由に移動できること。

このようにバリアフリー化が完璧に図られていたため、毎回自分のような車椅子利用の片麻痺者でも誰にも遠慮することなく、たった一人でゆったりと思う存分お風呂を楽しんでいます。

②小浴室A(事前予約が必要) リフト設備があり車椅子に乗ったまま入浴が可能だそうです。なお、施設の方には介助や介護をする人は居らず、必要な場合は自分で手配しなければならないようです。

③小浴室B(事前予約が必要) いわゆる家族風呂のような貸切風呂のようです。

なお、小浴室については自分は利用する気もなかったので、ほとんど浴室の内容や利用方法などほとんど聞いていないので、申し訳ございませんが詳しくご案内をすることができません。利用をお考えの方は、施設のほうに直接伺って見てください。

部屋は?

自分は和室では、介助無しでは立ち上がることも移動することも出来ないため、ここあゆみ荘でもいつも洋室(ツインルーム)を利用しています。その部屋にはベッドが二つあり、うち1つは電動リクライニング機能付きの介護ベッドです。広さは26.6㎡もあり部屋の中も車椅子で自由に移動できます。さらに、入口ドアはスライド型でしかも自動ドア。部屋のトイレも車椅子で入ることを前提に造られています。なお、シングルルームは部屋自体が無いそうです。

いやーここは、いつ行ってもすごく空いていて静かなので、ゆっくりと寛ぐには最高です!この施設の向かいには自然豊かな大きな公園もあり、春や秋には鳥のさえずり聞きながらのんびりと散歩を楽しむこともできます。

以上が「車椅子利用者でも超低価格で安全に大浴場を楽しめる「横浜あゆみ荘」のご紹介でした。

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