どんな公共交通機関で電動車椅子Whill C2は使えるだろうか?

レジャー・観光
出典:Whill HP

今から約8年前の東京オリンピック・パラリンピックの開催決定後、首都圏の公共交通機関のバリアフリー化が大幅に進んだと聞いていますが、自分は昨年末にWhill C2という電動車椅子を手に入れるまでは、介助無しで一人で外出することが出来なかったのでどのくらい東京のバリアフリー化が進展したのかまだほとんど知りません。

今回は、コロナ鎮静化後の外出のために、首都圏でWhill C2に乗ってどんな「公共交通機関が利用できるかどうか?」について調べてみました。

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鉄道①<普通列車>

これについては、駅員さんのサポートを受けながら普通運賃で何の問題もなく乗車することができます。鉄道会社や路線によっては車椅子優先専用スペースを設けているところもあります。これは、他の乗客のみなさんの邪魔にならないので非常に助かります。
いずれにしろ、朝晩のラッシュ時に車椅子で電車を利用するのは、単に他の利用者のみなさんや駅員さんにご迷惑をおかけするだけなのでモラル違反でしょうね。駅員さんのサポートについて詳しくは、以下をご覧ください。
▶▶▶ Whill C2に乗っての川崎駅周辺散策とバリアフリー状況観察記

車輌の端にある車椅子スペース、ほんとありがたいことです。😌

2.鉄道②<JRの特急列車・新幹線>

JR各社の新幹線、在来線の特急列車には、「車いす対応座席」を用意している列車があります。この座席は、概ね下記の写真のようなもので、1人分の料金(乗車料金+特急料金+指定料金)で車椅子を置いておくスペースとその隣の座席を使うことができるそうです。

出典:東洋経済オンライン

なお、「車いす対応座席」の利用は今年の5月までは全国のみどりの窓口へ直接、あるいは電話で申し込む必要があったのですが、現在はJR各社のWebサイトでネット申し込みがで可能になっているそうです。コロナ禍の影響ですかねぇ・・・。いずれにしても、非常に助かります。

さらに最近では、新幹線車内で急病人が発生した場合などに対応する多目的室と呼ばれる個室があり、東海道・山陽・九州新幹線ではなんとこの多目的室の予約もできるそうです。ただし、予約できるのは「ハンドル形電動車いす」を使用しているなど、特定の条件を満たす方だけだそうなので、車椅子でご旅行をお考えの方は一度JRに相談してみてはいかがでしょうか。
なお信じられませんが、この多目的室を予約して利用する際でも、追加料金は一切必要無いそうです。JRさんもずいぶん太っ腹ですね!

同伴者と二人で利用することもできるそうです。       出典:日本旅行サイト

3.路線バス

自分の自宅周辺は、東急の路線網が発達しているため路線バスはあまり利用することは無いのですが、念のため調べてみました。
結論から先に書くと・・・、どのバス会社でも追加料金無しで乗車できるのですが、運転手の負担が非常に大きいので、ラッシュ時以外でも東京のように道が混んでしかも過密ダイヤの大都会で利用するのは避けた方がいいと自分は思います。

東京近郊ではこのようなノンステップバスですが、それでも運転手はわざわざバスを降りてスロープ板を設置し、押し上げなければなりません。

さらに、座席をたたみ車椅子スペースを作り車椅子を固定しなければならないのです。

上の写真のような一連の作業は、おそらく早くても1~2分はかかってしまうのではないのでしょうか?
ましてや、最近増えている女性や高齢者の運転手にとっては大変な重労働だと思います。まあ、Whill C2の場合は自走でスロープは上がれますが、乗車にかかる時間は同じです。
このような理由から、自分は運転手や多くの忙しい乗客のことを考え車椅子を使って路線バスは利用することは避けて、他の移動手段方法を選ぶようにしています。

ちなみに、現在自分が自宅から蒲田へ行く方法は3つあります。一つは最寄り駅から多摩川線で行く、2つ目は、家の目の前にあるバス亭からバスで行く、3つ目は家からそのままWhill C2で行くです。Whill C2を得る前は、駅までの歩くのが大変だったため、もっぱらバスを利用していましたが、今はWhill C2で電車利用か、気候が良ければそのまま自宅からWhill C2で行っています。この場合でも、電車やバス利用とドア・ツー・ドアの所要時間は10分も変わらないので! (しかも交通費は0円です)

4.タクシー

まず重要なことは、Whill C2は通常の車椅子のように折りたたむことができないということです。その代わり、非常に簡単に4~5のパーツに分解することができます(同様に組立も簡単)。そのため、普通の車椅子と同じように一般のタクシーのトランクルームに入れることができるのです。

ただ、ここで注意すべき点が2つあります。
まず一つは、簡単とはいえ片手しか使えない自分には分解も組立もできないため、同伴者がいない場合はタクシーを止めてから運転手さんにお願いして分解や組立をやってもらわなければならないということです。
もう一つは、分解後のパーツの中で最も重いものは約20kgもあるということです。20kgというと2リットルPet10本分です。お年寄りや腕の力の弱い人ならトランクまで持ち上げるのは至難の業です。

以上のような背景があるため、同伴者なく一人だけでタクシーに乗るようなことはしていません。ただ、最近増えている介護タクシーは別ですが、料金が普通のタクシーの2~3倍になってしまうので余程のことがない限り利用していません。

5.航空機

日本国内でも、東京から北海道や九州などに行く時には、やはり飛行機を使わなければ辛いものがあります。そこで、今となっては利用することはほとんどないと思いますが、念のため国内線だけは調べてみました。

飛行機の場合は、航空会社によって若干差があるようです。ただ、JAL&ANA及びLCC各社とも車椅子に乗っている人でも飛行機に搭乗することは可能なのですが、機内にご自分の車椅子を持ち込むことはできないようです。実際に車椅子に乗っている人が、飛行機を利用する際の流れは以下の通りです。
※飛行機会社によって若干違いがあるようで、旅行の予定が決まりましたら、搭乗希望の航空会社にお問い合わせください。

  1. 搭乗希望便を予約する
    予約は航空会社によってはWEB予約できますが、各社とも車椅子利用の場合は電話による予約を推奨しています。また、旅行会社経由の場合は旅行会社ごとにことなると思います。なお、JALは「JALスマイルサポートデスク(0120-25-0001)」、ANAは「ANAおからだの不自由な方の相談デスク(0120-029-377)」というサービス窓口があるのでそこを利用するのが一番だと思います。
  2. 当日、航空会社から指示された時刻までにチェックインカウンターに行く
    空港のターミナルビル中に入れば、航空会社の職員さんがたくさんいるので、わからないことがあれば利用する航空会社の制服を着ている人に気軽に声をかければいいと思います。
  3. カウンタ―で預ける荷物と共に車椅子も預ける
    ここで乗って来た車椅子を降り、航空会社の方で用意してくれた車椅子に乗り換えます。なお、利用する空港や便によっては登場口まで自分の車椅子のままでOKというところもあるそうなので、「どうしても自分の車椅子!」という方はチェックインカウンターで相談してみてはいかがでしょうか?・・・個人的にはできる限りわがままを言わず、基本ルールに従ったほうがいいと思いますが・・・。
  4. 搭乗口で機内移動用の特別な車椅子に乗り換え機内に入る
    タラップ搭乗が可能な場合、乗務員さんの介助のもと、狭い機内通路でも通ることができる車椅子に乗り座席にまで移動します。なお一部の地方空港やLCCでタラップ搭乗ができない場合は、航空会社の人が様々な方法を使い座席まで連れて行ってくれるようです。

また、到着後も同じ様に航空会社の方がフルサポートしてくれるので何も心配する必要はありません。なお、車椅子の料金は無料で無料手荷物許容量内に含まれないそうです。

ここまで、色々と調べて来ましたが、東京でパラリンピックが開かれることも影響しているのかもしれませんが、日本の鉄道会社や航空会社の車椅子利用者に対するサービスには、ただただ感謝で頭が下がるだけです。🙇‍♂️🙇‍♀️👨‍🦽

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