よく駅前で見かける献血車ですが、日本赤十字社によれば2016年度の全国の献血者数は約482万9千人で、献血者数を献血可能人口で割った「献血率」は5.7%で、20人弱に1人だそうです。
では、「献血率」が最も高い都道府県というと、どこを思い浮かべますか?
なぜか北海道がダントツで1位!
自分は・・・、若者が多い東京などの首都圏かなぁと思いましたが、以下の2016年度の都道府県別献血率を見てみると、東京都は5.7%で20位でした。
注目の1位は、理由はわかりませんがダントツの6.9%で「北海道」でした。昔の厳しい開拓者時代に培われた「助け合い精神」が、今でも道民の心の底に残っているのでしょうかぇ?
こう見てみると「献血率」には、目ぼしい地域特性はないように思われます。ただ、関東よりも関西の方が総じて高いようで、やはり関西人は「情に厚い」のでしょうかねぇ。
また、個人的には自分のふるさとである神奈川県がワースト4とは・・・、悲しい気持ちになります。
実は自分は北海道の道東の白糠町生まれ!北海道バンザイ!
献血率 | |
北海道 | 6.9 |
広島県 | 6.5 |
群馬県 | 6.4 |
大阪府 | 6.3 |
和歌山県 | 6.2 |
福島県 | 6.1 |
京都府 | 6.1 |
山梨県 | 6.0 |
高知県 | 6.0 |
長崎県 | 6.0 |
熊本県 | 6.0 |
栃木県 | 5.9 |
岡山県 | 5.9 |
大分県 | 5.9 |
宮崎県 | 5.9 |
新潟県 | 5.8 |
鳥取県 | 5.8 |
鹿児島県 | 5.8 |
東京都 | 5.7 |
佐賀県 | 5.7 |
福井県 | 5.6 |
山口県 | 5.6 |
福岡県 | 5.6 |
宮城県 | 5.5 |
秋田県 | 5.5 |
石川県 | 5.5 |
山形県 | 5.4 |
長野県 | 5.4 |
兵庫県 | 5.4 |
香川県 | 5.4 |
岩手県 | 5.3 |
富山県 | 5.3 |
愛知県 | 5.3 |
徳島県 | 5.3 |
沖縄県 | 5.3 |
青森県 | 5.2 |
愛媛県 | 5.2 |
千葉県 | 5.1 |
岐阜県 | 5.1 |
静岡県 | 5.1 |
奈良県 | 5.1 |
滋賀県 | 4.9 |
茨城県 | 4.8 |
神奈川県 | 4.7 |
三重県 | 4.6 |
埼玉県 | 4.5 |
島根県 | 4.5 |
データ出典元:日本赤十字社
深刻な若い世代の献血離れ!
次に世代別の献血者の動向を見てみます。下のグラフは「年代別の献血者数の推移」です。
ここ10年余りの間に、40歳代と50歳代以上が増加傾向にあるのに対して、16-19歳、20歳代、30歳代が大幅に減少しており、若い世代の献血離れが鮮明となっています。特に20歳代は、このグラフにはありませんが1994年度の210万人から、2016年度は78万人と3分の1近くまで減少しているそうです。これは、少子化による人口減のスピードを上回るものです。
日本赤十字社によれば、「出血を控える手術など医療技術の進歩で、予測に反して輸血用血液製剤の供給が減少に転じたため、当面は現在の献血率(5.7%)を維持すれば大丈夫。」と言っていますが、今後の少子高齢化の急進展を考えると、この「若い世代の献血離れ」に対して早めに手を打たなければまずいのではないでしょうか?
みなさんは、どう思いますか?


















