自分は、北海道釧路生まれ、育ちは神奈川県の湘南地方。自分の小中高時代は、ほとんど東京とは関係ない世界。正直言って、外国人などTVの映像以外では、めったに見たこともなかったと記憶しています。
ただ、大卒後は東京暮らし。そして、今も東京に住んでいる現在は、毎日多くの外国人と接しています。
ということで、今回はマスコミをいろいろ騒がせている観光客やビジネス出張客とは違い、日本にある程度長期間日本に滞在している観光ビザ以外で日本に在留している外国人について調べてみました。
日本に住んでいる外国人は280万人以上!
法務省の統計によると、2019年6月末に日本国内に在留(住んでいる)している外国人は、2,829,416人だそうです。
日本の人口が1.2億人ですから、外国人の割合は約2%・・・、
ということは、なんと日本に住む人の50人に1人は外国人ということになります。
しかも、5年前に比べて70万人(これは大田区1個分!)も増えているのです。一方で、日本の総人口は2014年の1億2708万人から2019年には1億2632万人まで76万人も減少しているのです。つまり、日本は毎年15万人近くが日本人と外国人が入れ替わっているわけですね。
自分は、この増加ペースは予想外でしたが、みなさんはこの事実をどう思いますか?
在留外国人の国籍別内訳は?
さて、その283万人の在留外国人の国籍別内訳が下のグラフです。
最も多いのは中国で27.8%(78.6万人)、以下韓国、ベトナム、フィリピンとなっており、この4か国を合わせると、実に日本にいる在留外国人の2/3を占めています。また、このグラフではわかりませんが、ここ5年間で中国が約2割増、ベトナムがなんと2.5倍増になっているのです。
自分は大田区に住んでいるので、よく蒲田に行きますが、その際耳に飛び込んでくる言葉は、中国語、韓国語、タガログ語(フィリピン)ばかり・・・。
平日昼間の蒲田の街中を歩いている人は、「日本人よりアジア人の方が多いんじゃないか?」と常々感じています。
みなさんの住んでいる地域ではどうですか?
外国人が多く住む都道府県は?
では、その283万人の在留外国人の住んでいる都道府県上位は以下のグラフの通りです。
皆さんもご想像の通り、一番多いのは東京都で58万人で、次いで愛知県27万人、大阪府25万人です。また、東京都に神奈川県、千葉県、埼玉県を加えたいわゆる1都3県では116万人にも上ります。つまり、日本に住んでいる外国人の40%以上が東京とその近郊にいるわけです。
日本には常に80万人ぐらいの中国人が!
先日、「訪日外国人旅行者数」に関する記事を書きましたが、
その中で、日本を訪れる外国人の中で最も多かったのは中国人。中国(大陸)と香港、そして台湾の3つを合わせると、2019年の1年間でなんとその数1,345万人にも上ります。
これって、毎日約3.7万人の中国人が日本に来ていることになります。
仮に、この人達が全員3泊4日の旅行だったとすると・・・、
日本には、一年中毎日約14.8万人の中国人旅行者が滞在していることになります。
さらに、前述した日本在留(住んでいる)している中国人が78.6万人なので、これに旅行者を合わせると、93.4万人です!
そうなんです、今の日本には常に100万人近い中国人がいるのです。
同様に、韓国人を計算すると・・・、50.2万人。
日本の街中やお店で、中国人や韓国人をよく見かけるのは当然ですね。






