世界で一番人口の多い国といえば、ご存知の通り「中国」。
しかし、5年後の2022年にはインドが中国と並び、その後はインドが世界一になり続けるそうです。
そこで今回は、インドや中国、そして世界の人口の動向について調べていました。
人口数№1の国は2022年からは中国からインドへ
まずは、中国とインドの人口の推移を見てみました。
データ出典) 国連人口基金東京事務所
第二次大戦後の1950年の時点での両国の人口は、中国5.4億人とインド3.7億人となっていました。
しかし、その後両国の人口は急速に増加してゆき、30年後の1980年には中国は9.9億人、インドは6.9億人と両国とも2倍弱まで爆発的に増えました。
その後、中国は1979年から2015年まで「一人っ子政策」で厳格な人口抑制策をとったため、人口増加ペースにブレーキがかかり、35年後の2015年には中国は13.8億人に対して、インドは以前と同じように爆発的なペースで増え続け、13.1億人と中国に急接近しました。
現在の世界全体の人口は70億人といわれているので、冷静に考えると中国人とインド人で世界の人口の約4割弱を占めるということになります。
驚きますね。
現在も、チベット問題であまり関係がよくない中国とインド。もし、両国が戦争でも始めたら、大量の難民で世界は崩壊してしまうのでは・・・。
話を戻しますと、最近発表された国連予測によれば・・・、
インドの人口は2022年までに約14億人に達して中国と同水準となり、その後もさらに増え続け、中国を上回っていくそうです。
一方の中国の人口は2030年にはピークの14.2億人に達し、その後は減少に転じるそうです。
恐ろしいですね 、人口というものは放っておくと、30年足らずで約2倍にまで増えてしまうとは。
2050年の世界人口は100億人弱にまで爆発
目を世界全体の人口に向けてみますと・・・、
データ出典) 国連人口基金東京事務所
国連予測では、世界全体の人口は現在の70億人から、2030年までに約85億人、2050年までには、2100年ごろには約112億人にまで爆発的に増加し続けるとのことです。
また、国連では2030年時点での人口を上位10カ国を下記のように予想しています。
1位 | インド | 15.3億人 |
2位 | 中国 | 14.5億人 |
3位 | 米国 | 3.6億人 |
4位 | インドネシア | 3.0億人 |
5位 | ナイジェリア | 2.6億人 |
6位 | パキスタン | 2.5億人 |
7位 | ブラジル | 2.3億人 |
8位 | バングラデシュ | 1.9億万人 |
9位 | メキシコ | 1.5億人 |
10位 | ロシア | 1.4億人 |
やはり、中国とインドが飛び抜けていますね。
ちなみにインドの人口は、2070年の23.0億人まで増え続け、その後やっと減少に転じるそうです。
現在の安倍元首相のように、米国や西ヨーロッパ先進国のご機嫌ばかりを取っている外交政策で本当にいいのでしょうか・・・。