21世紀はアメリカでも中国でもインドでもなくユダヤ人の時代

社会・経済

今、世界中が大騒ぎしている「イスラエルとパレスチナ」の問題。私たち日本人にとっては非常に縁遠くわかりにくい問題の代表でしょう。実はこの問題を理解するには、「ユダヤ人」というものを理解していることが不可欠です。しかし、多くの日本人は「ユダヤ人=第二次世界大戦中ヒットラーによって虐殺された民族」ぐらいしか知らないと思います。

そこで今回は「ユダヤ人とイスラエル」についていろいろ調べてみました。

「ユダヤ人」は民族名ではない!

まずはじめに「ユダヤ人っ何者?」について話をします。
今から4000年程前の紀元前2000年頃(世界はエジプト文明とメソポタミア文明等が栄えていた時代)、地中海東岸の今のイスラエル一帯は当時世界をリードしていたエジプト人やギリシャ人などから「ユダヤ地方」と呼ばれていたそうです。このユダヤ地方に古くから住みついていた人々のことを彼らは「ユダヤ人」と呼び、そのユダヤ人たちが信仰していた一神教のことを「ユダヤ教」と呼んだそうです。当時のユダヤ人はユダヤ教を一心に信仰しながら平和で豊かな暮らしを送っていたそうですが、ある時エジプトの王がそんなユダヤ人の社会を嫉み大量の軍隊を送り込み、街を破壊し住民(=ユダヤ人)を奴隷として大量に自国に連れていって働かせていたうです。なんか、のっけから悲惨な話なってしまいましたが、これがユダヤ人の悲劇の歴史の始まりのようです。

正統派ユダヤ教徒

ニューヨークでも見かける正統派ユダヤ教徒

民族学的には上記の通りなのですが、実は現代社会では「ユダヤ人」の一般的な定義は「ユダヤ地方」とは全く関係なく、以下のように定められているそうです。

ユダヤ人とは・・・、ユダヤ人の母から産まれた人、あるいはユダヤ教徒のこと。

そう、「ユダヤ人」と言ったらユダヤ教を信仰している人のことなんです。なお、現代社会で頻繁に使われる「パレスチナ地域」とこの「ユダヤ地方」は同じ場所を指しているので、ご注意ください。

流浪の民ユダヤ人の歴史の始まり

その後、ユダヤ人の運命を大きく変えたのは『キリスト教の誕生と広がり』です。自分は歴史学者ではないので詳しいことはわかりませんが、どうやら以下のような構図がユダヤ教とキリスト教にはあり、それが紀元後の2000年近いユダヤ人迫害の歴史の根底にあるそうです。

イエスキリストは元々はユダヤ教徒だったがユダヤ教の「選民思想」に疑問を持ち、“神イエスを信じる人は誰でもが救われる(天国に行ける)”とする「キリスト教」を立ち上げた。
②どんどん信者が増えていく「キリスト教」に憤りを持った「ユダヤ教徒」はイエスキリストを十字架に貼付け殺害してしまう。
➂以来、事あるごとに「キリスト教徒」は「ユダヤ教徒=ユダヤ人」を迫害するようになった。

宗教というものに全く関心も知識も無かった自分は、上記のことを知り本当に驚きました。

その後ローマ帝国が「キリスト教」の布教を後押しすると、「キリスト教」はあっと言う間にヨーロッパ全域に広がったのです。そして紀元後131年には、あの有名な「カール大帝」による第二次ユダヤ戦争が勃発し、遂「ユダヤ人」はユダヤ地方から追い出され「流浪の民」になってしまったのです。

世界中で着々と力をつけ、力ずくで「イスラエル建国」を実現させた「ユダヤ人」

ユダヤ地方を追われてしまった「ユダヤ人」たちは、その後2000年近く流浪の民として世界各地で様々な迫害を受けながらも必死に生きてきたのです。なかでも最悪と言われているのが「ヒットラーのナチスによる虐殺」です。一般的には当時の世界中のユダヤ人の約2/3にあたる680万人以上が命を奪われたと言われています。そして、第二次世界大戦後の1948年に遂に長年の悲願であるユダヤ人国家「イスラエル」を故郷であるユダヤ地方に設立したのです。

ところが、このイスラエル建国には今だに世界中を騒がせている非常に大きな問題点があったのです。実はユダヤ人がイスラエルを建国したユダヤ地方には、キリスト教やイスラム教の聖地である「エルサレム」も含まれていることが話を複雑にしているのが現実です。実は、7世紀にイスラム帝国がローマ帝国からこの地を奪い取ってからは1000年以上もずっーとアラブ人が暮らしていたのです。ところが1948年にユダヤ人が力ずくでイスラエルを建国するとそれまで長年その地(=パレスチナ=ユダヤ地方)に住んでいたアラブ人は土地や家屋を奪われ難民となってしまったのです。わかりやすく言うと、ある日突然ユダヤ人がやってきてそこに暮らしていたアラブ人住民に向かって「おいお前ら、ここは俺たちの土地だ。今すぐ出ていけ!さもなければ殺すぞ!」と脅したわけです。2000年近く昔に起きたことと瓜二つですね。

では、何故ユダヤ人は様々な国際法が整備されていた近代社会において、このようなとんでもなく非常識とも言えることができたのでしょうか?

その理由は、2000年もの間世界中に散り々になっていたユダヤ人が、金融業で徐々に資本を蓄え、20世紀初めには名実ともに世界最強国であるアメリカやイギリス、フランスなど欧州大国の経済を支配(=世界経済を支配)していたからです。実際、あの有名な「ロスチャイルド家」や「ロックフェラー家」さらに「モルガンG」もユダヤ系なのです。そのため、アラブ諸国以外はどこの国もイスラエルには何も言えなかったのです。

ユダヤ人だらけのニューヨーク証券取引所

ユダヤ人を世界最強にした金融業

金融に続いてIT業界までも支配する「ユダヤ人」

現在、世界のユダヤ人の数は約1,400万人とされており、そのうちの約630万人(44%)がイスラエル約570万人(39.5%)がアメリカで暮らしています。 そうなんです、世界にいるユダヤ人の約8割がイスラエルとアメリカの2カ国で生活しているのです。

実はこのアメリカに根を下ろした「ユダヤ人」たちは、金融業界のみならず、なんとIT業界までも完全に牛耳っているのです。以下のリストをご覧ください。

〈IT業界の主なユダヤ系人材〉

企業・組織名人材
マイクロソフトビル・ゲイツ(創業者)
アップルスティーブ・ジョブズ(創業者)
フェイスブック マーク・ザッカーバーグ(創業者兼CEO)
インテル アンドリュー・グローブ(創業者)
シスコシステムズサンディ・ラーナー(創業者)
オラクルラリー・エリソン(創業者)
ネットフリックスマーク・ランドルフ(創業者)
アルファベットラリー・ペイジ(CEO)
ウォルト・ディズニーロバート・アイガー(会長兼CEO)

「えっ」とのけ反った人も多いのではないでしょうか?自分も非常に驚きました。世界的なプラットフォーマー、あるいはビッグデータを制する企業のほとんどはユダヤ系企業なのです。今のアメリカを支えている2大産業である「金融」と「IT」の両方が「ユダヤ人」に握られているのです。ちなみに米国に上場するイスラエル企業は94社と、日本の13社を遥かに上回っているのです。(2019年3月末)。

ビルゲイツもユダヤ人

なんと、あのビルゲイツもユダヤ人とは!

これがトランプ前大統領もバイデン大統領もイスラエルの言いなりである理由なのです。

21世紀はユダヤ人の時代

以下のデータをご覧ください。

【歴代ユダヤ人ノーベル賞受賞者数】

分野ユダヤ人の受賞者数ユダヤ人比率
物理学5526%
生理学・医学5626%
化学3620%
経済学3240%
文学1513%
平和98%
全体
203
22%

驚くべきことに歴代ノーベル賞受賞者の22%が、世界の人口の比率0.2%を占めるに過ぎないユダヤ人なのです。特に経済学賞では40%が、自然科学分野では24%がユダヤ人なのです。ちなみに有名なユダヤ人受賞者としては、物理学者アルベルト・アインシュタイン、経済学者ポール・サミュエルソン、ミルトン・フリードマン、ポール・クルーグマンらがいます。なおノーベル賞受賞者ではないが、「資本論」で有名なカール・マルクスもユダヤ人です。

このように経済も科学技術も現代社会の中枢は、既にユダヤ系の人材で固められているのです。日本の政治家やマスコミはすぐ「日本人は、日本人は」と偉そうに騒ぎ立てますが、日本人など「ユダヤ人」の足元にも及ばないのです。それは世界中の知識層やビジネス界では常識です。

今世界中が騒いでいる「自動車の自動運転技術」や「AI技術」「仮想空間技術」なども既にイスラエルとアメリカのユダヤ系企業が大きく世界をリードしているのが現実です。きっと21世紀はユダヤ人の時代になるんでしょうね。

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