大田区の池上本門寺界隈のお薦め散歩コースと人気のお店

五重塔 池上本門寺片麻痺ライフ
出典:池上本門寺サイト

皆さんは、「池上本門寺」というお寺をご存じでしょうか?
この池上本門寺は、1282年10月13日に日蓮上人が入滅された霊跡で、日蓮宗の大本山です。毎年10月11日~13日はお会式法要が行われ、日蓮上人の遺徳を偲び全国から30万人もの参拝者が訪れます。

東急池上線池上駅から徒歩で10分ほどの高台にある境内には、国の重要文化財である五重塔大宝塔や昭和時代の国民的英雄である「力道山」の墓所など一見する価値のあるものがたくさんあります。

今回は、そんな池上本門寺界隈の散歩探索をご紹介します。

JR蒲田駅から池上本門寺参道まで

まず、JR蒲田駅から池上本門寺への行き方をご説明します。
JR蒲田駅でホームの一番川崎寄りにある階段を上り改札を出ます。そうすると、目の前に東急の蒲田駅があります。この東急蒲田駅は池上線と多摩川線(昔の目蒲線です)という二つの路線の始発駅で、改札に向かって右側が池上線(五反田行き)、左側が多摩川線(多摩川行き)となっています。今回は、右側の池上線を利用します。一番改札寄りの車両にお乗りいただければ、目的地の池上駅までは2駅で5分程度ですぐ着きます。昼間でも本数は多く数分おきにあるので、あわてなくても大丈夫です。ただ現在、池上駅は改良工事中(2020年9月完成予定)でやや使いにくくなっているのでご注意ください。

池上駅で改札を出て、道なりに行くと小さなバスターミナルの右端に交番があるのでそちらに向かってください。その後、交番の先にある横断歩道を渡り、左手にあるマクドナルドの方に向かい歩道を20-30mほどありてください。すると信号があるので、信号を渡りオリジン弁当右手の路地を進んでください。この狭い道路が「門前寺通り」という池上本門寺の参道になります。ややわかりにくいのですが、実は駅の改札からここまで100mもないのですぐ着きます。

JR蒲田駅の改札を出てからここまでは、15分も見てれば余裕で着きます。

参道にある風情溢れる本門寺通り商店会

さて、この本門寺通りですが非常に個性的な飲食店が多く、ブラブラ歩いてても楽しめます。また、雨の日以外は誰でも休憩できる赤い布がかけられた木の縁台があるので、ご利用してみてはいかがですが?お洒落な店とこの縁台は、きっとインスタ映えすると思いますよ。

この通りは、ほとんど車は通りませんが、たまに商店会関係の車が通るのでご注意ください。

本門寺通り入り口

本門寺通り入り口  出典:sankei.jp

池上本門寺通り商店会

通りの随所にあるお洒落な縁台  出典:tripnote.jp

そんな本門寺通りにある飲食店の中で、自分のお薦めのお店を3店、簡単にご紹介します。

まず最初は、本門寺通りに入って50mほど歩いた左手にある「にれの木」という釜飯屋です。値段的には1,000円前後ですが、非常に美味しいですよ。ただ、釜飯は時間がかかるので事前に予約した方がいいかも知れませんね。(03-5755-3885)

にれの木 本門寺通り店

にれの木 本門寺通り店  出典:cowcamo.jp

次は、「にれの木」の20mほど先の右手にある「道そ神(どうそじん)」というお鮨屋です。このお店は60年近い歴史を持ち地元の人からもずーと愛され続けています。値段的には1,000~2,000円程度ですが、店長のネタに対するこだわりが強く、なかなか美味しいですよ。あと、この店の壁にはちょっと変わった看板があり、地元池上では超有名です。

道そ神

昭和レトロ感」たっぷりの「道そ神」  出典:sankei.jp

道そ神の壁にある看板

「道そ神」の壁にあるおもしろ看板  出典:blog.livedoor.jp ワンコイン的食べ歩き生活

最後は、本門寺への参拝時に立ち寄る人も多いという、江戸時代創業の老舗甘味処である池上池田屋久寿餅(くずもち)店です。お店の場所は本門寺通りのちょうど出口にあり、通りの入り口からだと300mぐらいです。値段的には、飲み物と甘味処のセットで1,000円程度です。また、お子様用のオレンジジュースとグレープジュースは、なんと120円と非常に良心的です。「くず餅発祥の地」と言われているここ池上で、本場の久寿餅是を味わってみてはどうですか?

池上池田屋

江戸時代創業の老舗「池上池田屋」  出典:大田区公式観光サイト ota-tokyo.com

以上の3軒は、どこもインスタ映えするお店で、超お薦めです。

また、池上池田屋さんの裏手にも、「相模屋」さんという久寿餅屋さんがあったのですが、昨年300年近い長い歴史に幕を閉じました。その相模屋さんの店舗跡(現藤乃屋)横には、1696年に作られた「元禄9年 道標」と呼ばれる貴重な史跡があるので是非ご覧になってください。ちなみに、この石の道標にはお経と『これよりひだりかわさきみち、これよりみぎこすぎみち』という文字が刻まれているそうです。

藤乃屋

店の入り口の左にある道標  出典:jalan.net

石段を登らずお年寄りの方でも楽に本門寺参拝が可能!

さて、本門寺通りの散策が終わると新参道というちょっと広い通りに出ます。この通りの左奥に見える森のような木立が池上本門寺の入り口の「総門」です。池上池田屋さんから総門までは200mぐらいなのですぐ着きます。

歴史感たっぷりの総門をくぐると、目の前には長ーい石段が目に入ります。この石段は「此経難持坂」(しきょうなんじざか)と呼ばれ、1600年前後にあの有名な戦国武将・加藤清正による築造寄進されたものだそうです。そんな石段ですが、かなり急でしかも96段もあり、高低差は25mもあるそうです。まあ、ビルの7Fまで登るようなもんですね。

池上本門寺の総門

戦争でも焼けず400年近い歴史を誇る「総門」  出典:dot.asahi.com

此経難持坂の石段

春は両側に咲く桜が綺麗な此経難持坂の石段  出典:jalan.net

この石段を登りきると、目の前には非常に大きく立派な「仁王門」が目に飛び込んできます。この仁王門の中には高さ3.6mもある巨大な木彫の仁王尊像が立っています。実は、この仁王尊像は1969年に彫刻家の圓鍔勝三氏が元プロレスラーのアントニオ猪木さんの体型をモデルに制作したそうです。一見の価値はありますよ。

池上本門寺の仁王門

昭和時代に再建された驚くほど巨大な「仁王門」  出典:jinjanomori.wordpress.com

この仁王門をくぐると視界は一気に開け、正面にはいつも参拝者が絶えない「大堂」があります。

池上本門寺の大堂

凛とした空気に包まれる「大堂」  出典:dot.asahi.com

正式に参拝する人は、このように総門→石段→仁王門→大堂のルートをとるわけですが、実はこのきつい石段を登らず、エレベーターでこの頂上まで行くことができるんです。

その方法は・・・、総門の右手100mほどの所にある大田区の施設「池上会館」の中にあるエレベーターを利用するのです。この池上会館は、公共施設なので当然誰でも利用することができます。さらにこの池上会館には、ロビーでゆっくりと座って休めるソファーや子供のおむつ交換もできる多目的トイレ、さらには本格的な食事もとれるレストランもあるのです。

池上会館

地下には駐車場もあり、何かと便利な「池上会館」  出典:tabelog.com

この「マムズ」というレストランは地元の人には有名で、なんとランチがバイキング式で、平日は「刺身と惣菜の食べ放題1200円」、土日祝は「寿司と惣菜の食べ放題1620円」なんです。ただ、最近はネットのグルメ情報サイトで紹介されたので、いつも行列が出来ています。でも、電話予約もできるので池上本門寺に行く予定が決まったら、電話してみてはいかがですか?(03-3755-0391)

食べログの「マムズ」情報はコチラ

池上本門寺オフィシャルサイト

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