私たち日本人の血液型分布は、
A型→38.2%、O型→30.5%、B型→21.9%、AB型→9.4%
とほぼ4:3:2:1の割合で、血液型の分布という面では世界的にも最も多様性にも富んでいる民族の1つだそうです。人種的には極めて多様性が遅れているのに、皮肉なもんですね。😅
では、「世界全体では何型が多いのだろうか?」
今回は自分がふと思ったこの疑問についていろいろ調べてみました。
意外とわかっていない世界の血液型分布!
どうやら全世界となると、どこの機関でも確かな数字は把握していないようです。
ただ冷静に考えれば・・・今日の世界の人口のうちアジア・アフリカなどの開発途上地域(Less developed regions)が占める割合は83.7%(データ出典:国連、2020年)もあり、悲しいかなこれらの国々に先進国のような信頼に値する「血液型別人口構成比」の数字などあるとは思えません。これでは開発途上地域の国々が世界人口の大多数を占めるようになった現在では「世界全体の血液型シェア」の正確な値などわかるはずありません。ただ、(根拠は分かりませんが)一般的にはなぜかO型が一番多いとされています。
ちなみに、4種類の血液型の起源は以下の通りだそうです。
●O型 →紀元前4万年頃、最初の人類と言われている「狩猟民族=肉食」の
がアフリカに誕生。 彼らの血液型は皆同じO型だった・・・というか、彼らの血液の特徴をO型と呼ぶことにしたと考えた方がわかりやすいかも。
●A型 →このクロマニョン人が紀元前2万5千年頃アジアへと移り住み、「米や小麦」の農耕をして生活するいわゆる「農耕民族」となります。そう、一部のクロマニョン人は主食が肉から穀物(=草食)へと変わっていく中で消化器官の造りや血液も変化したのです。この新しい血液型がA型です。
●B型 →その後、紀元前1万5千年頃に中央アジアで「遊牧民」が現れます。彼らは、季節によって住処を変えるため、家畜を飼いチーズやハムのような保存食を作るという方法を発明しました。基本的に保存が効くものはなんでも食しため雑食ともいわれています。そんな遊牧民の血液型が「B型」の祖先と言われています。
●AB型 →最後に登場する血液型がA型とB型の混血であるAB型です。その誕生は2000年ほど前のゲルマン民族大移動とともに古代ヨーロッパの都市部であると言われています。歴史が浅いため世界の全人口の5%ほどしかいないと言われているマイナーな存在です。
国ごとに非常に大きな差がある血液型分布!
主要な国の血液型分布は下の通りです。 (人口単位=億人)
国名 | A型 | O型 | B型 | AB型 | 人口 |
日本 | 39% | 29% | 22% | 10% | 1.3 |
韓国 | 32% | 27% | 30% | 11% | 0.5 |
中国 | 30% | 33% | 29% | 8% | 14.4 |
インド | 21% | 29% | 41% | 9% | 13.7 |
パキスタン | 25% | 31% | 34% | 10% | 2.2 |
アメリカ | 45% | 41% | 10% | 4% | 3.3 |
カナダ | 45% | 41% | 10% | 4% | 0.4 |
メキシコ | 11% | 84% | 4% | 1% | 1.3 |
ボリビア | 5% | 93% | 2% | 0% | 0.1 |
イギリス | 42% | 47% | 8% | 3% | 0.7 |
ドイツ | 43% | 38% | 13% | 5% | 0.8 |
フランス | 44% | 43% | 8% | 4% | 0.7 |
エジプト | 34% | 24% | 34% | 8% | 1.0 |
ナイジェリア | 21% | 52% | 23% | 4% | 2.0 |
南アフリカ | 26% | 49% | 22% | 3% | 0.6 |
これを見ると何となく世界的にはA型とO型が多いようで、逆にB型とAB型が少ないようです。以下は地域と血液型の関係をザックリとまとめたものです。
・O型が多い地域はアフリカ大陸とアメリカ大陸。
・A型が多い地域はヨーロッパとアメリカ大陸、そして日本がある東アジア。
・B型が多い地域はアジアとアフリカ。ヨーロッパ、アメリカ大陸は少ない。
・AB型はどこも少ない。
それにしても、中南米のO型の多さには驚きました。一説によるとブラジルはほぼ100%O型だそうです。南米が脳天気なのもわかるような気がします。
血液型と性格は無関連?
海外では「血液型と人の性格」の間にはほとんど関連性はないというのが常識となっているそうですが、日本では現在でも「関連性が深い」と多くの人に信じられています。実際のところ真偽のほどは明らかになっていないのですが・・・自分はこれまでの長い?人生の経験から「かなり関連性はある」と信じています。
以下は日本でよく言われている「血液型別性格特性」です。
●O型
・大雑把で細かい事を気にしない
・決断が早い
・社交的で交友関係が広い
・人情深くお人好し
●A型
・几帳面
・特定の分野においてこだわりが強い
・責任感が強い
・何もしないことやダラダラすることが苦手
●B型
・周囲に流されず、マイペース
・好き嫌いがはっきりしている
・気分屋で感情の上下が激しい
・好奇心が強く、新しい事にも積極的b
●AB型
・想像力が豊かで、感受性が高い
・合理的に判断し行動する
・あまのじゃくな性格
・警戒心が強く自己開示しようとしない
皆さんはどう思いますか?自分は、既に14億近い民を抱え、2070年までには23億人にまで増えると予想されているインドのB型の構成比が40%以上と非常に高いことと、既に14億以上の民を抱え名実共に超大国となっている中国でもB型の構成比が30%もあることが非常に気になっています。両方の国のB型の人の数は既に10億人超えているのですよ。21世紀はB型の天下かな・・・。ただ、、もし中国やインドのB型もが前述したような性格だったとしたら・・・日本に未来はないと思います。