米国の白人比率は2050年には47%まで減少

白人比率の低下

 

ご存知の通り、先月トランプ米大統領は、メキシコとの国境沿いに3,200kmの壁を建設する大統領令に署名しました。

理由は、中米からの不法移民が前例のないほど急増し、米国やメキシコに損害を与えているからだそうです。

そこで、今回は“移民の国アメリカ”移民の現状について調べてみました。

 

移民・不法移民・難民の違いは?

最近、ニュースを見ていると、この「移民・不法移民・難民」という言葉を耳にします。
この3つの言葉、自分も何となく違いはわかるのですが、正確には???です。

そこで、この3つの言葉の正確な意味を調べてみました。

まずは、「移民」と「難民」の違いです。国連広報センターによると・・・、

難民とは、迫害のおそれ、紛争、暴力の蔓延など、公共の秩序を著しく混乱させることによって、国際的な保護の必要性を生じさせる状況を理由に、出身国を逃れた人々を指します。

国際移民の正式な法的定義はありませんが、多くの専門家は、移住の理由や法的地位に関係なく、定住国を変更した人々を国際移民とみなすことに同意しています。

「エイ、ヤ~」で言ってしまうと・・・、

  難民=戦争や紛争などで、母国から、やも得ず脱出してきた人たち
  移民=仕事やより良い生活環境などを求めて、母国から、自らの意思で他国へ移り住んだ人たち

のようです。今、欧州で問題になっているのは、中東での内戦が原因となっている“難民”ですね。

次は、「移民」と「不法移民」の違いですが、これは簡単ですね。

各国の法律に則って、イミグレーションを通過して入国してきたのが“移民”で、
非合法的手段で入国してきたのが“不法移民”です。いわゆる、犯罪者です。

トランプ大統領が騒いでいるのが、メキシコ国境線からのこの不法移民です。

 

親が不法移民でもアメリカで生まれた子はアメリカ国籍

実は、アメリカでは、たとえ親が不法移民でも、アメリカで生まれた子はアメリカ国籍になるのです。
これが、「自分は日陰しかダメでも、子供には“アメリカン・ドリームを!」と、子どもの将来を夢見て不法移民のまま、ひっそりと生きている人も相当な数と聞きます。

現在、人口約3億人のアメリカには、1100万人以上の不法移民がいると言われています。また、その約8割がメキシコ国境線を越えて入る込んだヒスパニックの人たちだとも言われています。
 ※ヒスパニック=中南米からの移民やその子孫であるスペイン語系アメリカ人のこと

実は、長年のゆるい移民受入れ政策と不法移民の増加で、アメリカの人種構成は大きく変化しているようです。下のグラフは、NHKのHPから引用したものですが・・・、

アメリカの人種構成の変化

なんと、アメリカの良き時代の1960年には、85%を占めていた白人が、今から33年後の2050年には、ヒスパニックやアジア人種の比率が大幅に増え、白人の比率は47%にまで減少しています。
ちなみに、すでに2012年の時点でヒスパニック比率は17%で約5,000万人、黒人を抜きアメリカでの№2人種だそうです。

移民4
こんな背景も、ヒスパニックや黒人などの支持が高かった民主党のヒラリーさんよりも、白人支持が中心のトランプさんが勝った理由の一つなんでしょうね。

アメリカで広がる白人至上主義

(2018.5.3 追記)
このような背景から、アメリカでは南部だけではなく広く全土で、白人至上主義者が増えているとのことです。アメリカにおいて白人至上主義者白人というと、白い布で作った装束を身にまとう秘密結社クー・クラックス・クラン(KKK)「という集団が有名です。

秘密結社クー・クラックス・クラン(KKK)

現在のアメリカでは、避けることのできない将来的な白人比率の低下とそれに伴う「白人の地位」の相対的低下を恐れる人が増えているのです。そのため、「黒人などの少数派が優遇され、白人こそが差別されている」と訴える人も少数派ながら出てきているのも事実です。

しかし一方では、「そもそもアメリカは移民が集まってできた国であり、多様性を発展の原動力としている。歴史の流れを逆転させるような白人至上主義は、この国を根底から揺るがしかねない。」という意見が多いのも事実です。

アメリカ初の黒人大統領であるオバマさんの後、大統領となった典型的な保守派白人であるトランプさんは、この移民に伴う多様化の問題をどのように着地させるのでしょうか?

欧州でも白人比率が低下

中東やアフリカ大陸からの難民が押し寄せている欧州でも、アメリカ同様に急速に白人比率が低下しています。
特に首都や大都市部でその傾向は顕著で、現在は欧州のほぼ全ての国の首都で、元々の自国民より外人が多数派になってしまったそうです。そう、パリでもロンドンでもベルリンでもローマでも、今では移民の方が多数派なのです。
するとその国の首都は移民が多数者になり、議会でも「外人」勢力が多数派になります。

そのためロンドンでは、白人が移民を嫌ってロンドンを脱出し、田舎に「白人都市」を形成しているそうです。

いったい、世界はどうなっていくのでしょうか?
そんな世界の流れの中ではっきりしていることは、「日本人は減少し続け、影響力は下がっていく」ことだけです。

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